ありきたりな旅立ち


雛鳥だった僕らは

戻らないときがあることに

気づかずにいた


春を照らす暖かな光が

君に降りそそいで

君はもうふりかえらない

旅立つ日の朝


青くも凛々しいその背に

幸あれと願い

光で編んだ花束を贈ろう





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