オタク（18歳）が転生したらヤベーイことになったんだが！？

第5話【ゴブリン軍との戦闘です。それがなんでこうなったの？】

はい。どうも瑆です。ゴブリン軍との戦闘になるので今役場にはパワーでゴリ押すタイプのヒトやテクニックで翻弄するタイプのヒトまで集まってます。僕が一応テイムしたモンスター扱いのヴェリヴェアにも一旦ワイバーンの姿になって外で待機してもらってます。ですが心配なのが・・・

レーム「（ツンツン）」

瑆「ん？レーム？なんだい？」

レーム「ボクもあの姿になって外で待機してた方がいいかな？」

瑆「ん〜・・・レームはここを守ってくれるかな？レームは土魔術系統が使えたよね？」

レーム「うん！土魔術もそうだけど岩魔術とか地面に関する魔術なら一通り使えるよ♪」

瑆「なら・・・ゴニョゴニョ」

レーム「わかった！任せてよ！」（屈託のない笑顔）

瑆「（ウチの子やっぱり可愛すぎぃ！）」

アティシャ「・・・（ヒカルさんのお子さん・・・！？ウソだ・・・（クラァ））」

瑆「っと・・・大丈夫ですか？アティシャさん。」（横抱きで受け止める）

アティシャ「は、はい/////」（顔真っ赤ぁぁぁぁ）

脳筋冒険者共「（チクショォォォ・・・イケメン死すべし慈悲は無い！）」

適齢期逃しの魔女たち「（羨ましいわぁ・・・）」

見張り番「みなさん！来ました！ゴブリン軍です！」

冒険者（瑆含む）「っ！」

ネルミュス「行くぞテメェら！ゴブリンどもを蹴散らすぞぉぉぉぉぉ！」

脳筋冒険者共「ウォォォォォ！」

フェル「アンタたち。ゴブリン共を燃え尽くすついでに鬱憤晴らしに行くよ！」

適齢期逃しの魔女たち「えぇ！」

瑆「・・・ヴェリヴェア。準備はいい？」

ヴェリヴェア『いつでもゴブリン共を喰らい尽くす準備はできてるよ。」

瑆「なら本気までとはいかなくても本気の3歩手前でやっちゃって！」

ヴェリヴェア『ギャオォォォォォ！』

ーーー一方その頃レームはーーー

レーム「お父さんの作戦だと・・・確か・・・この辺だったよね。よ〜し！頑張るぞぉぉぉ！【qbtsxtyzlrntvaydm】【utnalkchfmaqwgcnt】【tunakfocbzniq】【xfanyuebalqzr】【zvrwqdsxwacdwxaca】【adxbhgfdzmhdszgu】【ghublybabyfiq】【gyvjbbygsdvyvcavc】【bygvjblbacugvagouvd】・・・《目覚めよ・・・神樹を守りし神狼！》おいで。ユグドラ。」

ーーー神狼を呼び出していた（？）ーーー

瑆「フェルさん！ネルミュスさん！広範囲魔術打っ込むので上手く回避してくださいね！」

フェル＆ネルミュス「「は？」」

瑆「【bgyjahudba】【zunvabubl】【qztebzjowm】【biyfvkvyvaljhc】【byvchvijblvyvhka】【vgybhbjhofjalboa】【viyfafbougfvabljvakf】【buogbjlvguvuafcv】【vyvhvhviyvhkbjlhllbou】・・・・ふぅ〜・・・うおりゃぁぁぁ！」

フェル＆ネルミュス「「うおぉぉぉい！？」」

瑆の攻撃はまるで巨人が振り下ろしたかのような馬鹿でかいハンマーのようだったという。

フェル「ヒカル！？アンタアタシら殺す気かい！？」

瑆「いやいや・・・上手く回避してくださいねって言ったじゃないですか・・」

ネルミュス「それはそうだけどよ！？なんなんだ！？あの馬鹿げた一撃！？本当に魔術なのか！？」

瑆「魔術じゃなかったら僕使えてませんよ・・・それよりも。どうやら僕の予想は当たってたみたいです。ゴブリン＝ジェネラルになってますね・・・」

ネルミュス「いんや・・・ありゃ・・ゴブリン＝ロードだな・・・」

瑆「ゴブリン＝ロード！？」

ネルミュス「あぁ・・・それもヤベェぞ・・・ありゃオーガの魔石吸収してやがる・・」

フェル「・・・ネルミュス、ほんとかい？」

ネルミュス「婆さんにはわからねぇだろうな。魔力がヒシヒシと伝わってくんだよ。」

フェル「・・・今婆さんって言ったことは聞かなかったことにするけどねぇ・・・こればっかりはアンタの言ったこと信用するよ。」

瑆「（レーム・・・召喚間に合ったかな？）」

ヴェリヴェア『ん？んん〜？あれは・・・ブラッド＝ゴブリンじゃないか。』

瑆「ヴェリヴェア？ブラッド＝ゴブリンって？」

ネルミュス「っ！？おい。瑆。今ブラッド＝ゴブリンって言ったか？」

瑆「あ、はい。僕のテイムモンスターがブラッド＝ゴブリンだって・・・」

ネルミュス「ゴブリンの変異体の中でも災害級だぞ！？そんなのがこの村に来たってのか！？」

フェル「・・・・ブラッド＝ゴブリンとは言ってもただのブラッド＝ゴブリンなんだろう？ジェネラルじゃないんなら倒せるはずだろう？」

ネルミュス「確かにそうだが・・・・」

瑆「ならブラッド＝ゴブリンは僕に任せてください。試したいことがあるんで。」

ネルミュス「は？」

瑆「ヴェリヴェア。僕を奴のところに連れてってくれるかな？」

ヴェリヴェア『うむ。任せてくれ！』

瑆「任せるよ。さてと・・・【bzefaubalix】【bublaovbuiablabu】【bgvzvckhabiuva】【mlibvibaouvabuoglvais】【bbuababouabu】【buvolbaobnlan】【boubjkniwuhbavboug】【zwawdasawqscsawacad】【yrtfgbnftrftfnft】【uijlkmupijmlijhuih】・・・・ふぅ・・・《煉獄の焔、神罰の雷、天恵の雨、降り注ぐ隕鉄、星々の煌めき。我望むは殲光。天より撃ち抜かれよ。》・・・ヴェリヴェア。この魔術撃ったら速攻で戻って。じゃないと巻き込まれると思うから。」

ヴェリヴェア『わかったよ！』

瑆「・・・・《天ツ神ノ降雨（レインズ＝ヴァルキュミス）》！」

ヴェリヴェア『っ！』

ズガァァァン！

瑆「っと・・・・やっぱり巻き込まれかけたかぁ・・・」

ヴェリヴェア『威力が馬鹿げてるね・・・ブラッド＝ゴブリンはおろか周囲の奴まで消し炭になってるよ・・・』

ーーーー一方その頃レームはーーーー

レーム「う〜ん・・・・もうそろそろかなぁ・・・っ！お父さんの殲滅魔術！ユグドラ！出番だよ！」

ユグドラ『グルゥゥゥゥン！』

レーム「よっし！ユグドラ！《神樹の雫（オーディナル＝ティア）》！」

ユグドラ『ウオォォォォン！』

すると・・・《天ツ神ノ降雨》によって消し炭になってしまった平原が元の青々とした草原に戻って行くところが森林になってしまったのである。

レーム「ありゃ？草原に戻すのって《神樹の雫》じゃなかったっけ？」

レームは勘違いをしたのだ。草原に戻すだけなら《神樹の雫》ではなく《聖霊の雫（スピリッツ＝ティア）》で十分なのである。《神樹の雫》は絶対零度の土地であろうが蝕毒に侵されている大地であろうがなんだろうと森林にするものなのだ。ちなみにそのことは瑆も知らない。

ーーーーーー瑆はというとーーー

瑆「（レーム・・・何も森林にしなくてもいいんだけどなぁ・・・しかも聖霊も生まれちゃってるし・・・・）」

そう。レームが《神樹の雫》によって戻した森林には精霊はおろか聖霊まで生まれてしまったのだ。

瑆「・・・これ・・・どうしよっか。ヴェリヴェア」

ヴェリヴェア『・・・我に聞かれても・・・・だがこの現状は皆に説明せねばいけないだろうな・・・』

瑆「だよねぇ・・・はぁ・・・・なんでこうなったのかな・・・」

第6話に続く（更新日は未定）