誰がために生きるのか まず自らに生きよ

あなたの人生は誰のものでもない

あなた自身のためにある。


あなたの苦労は誰のものでもない

あなたのものだ

だから あなたの幸福もまた誰のものでもない

あなただけのものなんだ


他人にはあなたの全ては分からない

全て共感できることなどほとんどありえないといっていいだろう


しかし もしそのような、

つまり自分の全てをわかってくれる人がいたとしたら

それはとても幸運なことで

それはとても素敵なことだ


あなたはあなた自身の苦しみを

まずあなた自身が優しく受け止めてあげよう

傷跡を大事に舐める ライオンもトラも ネコも

まず 自分自身を大事にしている

自分自身を大事にするから

仏法では身の供養が成り立つのだ


軽薄な命など どこにもない

もし軽薄な命があると、あなたがいうのなら

あなた自身が軽薄なのである


全てを大事にする

目の前のひとりを大事にする

その前に

まずあなた自身が大事だということを

決して忘れてはならない


誰に軽んじられたとしても

あなたは三千世界の宝を積んでも

かけがえのないものを持っている

それはあなたの生命であり

あなた自身の使命である

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