空想にしか存在しないと思われた生物が現れ、平凡な日常は壊されていく世界
始まりは日本の東京タワー上空に突如として出現した黒雲だった。日が経過する事に黒雲は拡大化し、雲はやがて渦へと変化した。東京タワーの上空に出現した黒渦から突如として異形の生物が誕生し、その姿は西洋に伝わる「ドラゴン」と酷似してていた。
黒渦から出現したドラゴンは東京タワーを破壊し、その後は街を火の海へと変える。自衛隊が出動した頃にはドラゴンは黒渦の中へ再び消え去り、黒雲は分裂して日本中に散らばった。
ドラゴンの襲撃から時は流れ、日本各地に出現した黒雲から次々と現実ではあり得ない生物が次々と姿を現す。スライム、ゴブリン、オーク、さらには人と酷似した存在までもが現れた。現実が幻想の生物に侵されていく世界のなかで生き延びる少年の物語――