親友を超えた関係に踏み出したい
急げ、急げ、待たせてはいけない。
夏の記録会に向けて一生懸命走ってるけど悠里を追いかけるときは一層速く走れる気がする。
どこまでも、どこまでも、彼女と一緒にいたい。
親友としてでもいい。
出来れば...いやなんでもない。
あたしだってこれはおかしいと思ってる
でもあの笑顔にやられちゃったんだ。
その事実は変わらないけど割り切っていこう。
そう決意したすぐ後だった。
「なに、しているの」
揺らぎそうになる。
そんな仲の良さそうな姿を見せられてあたしはどうしたらいいんだろう。
悠里の持つフラペチーノを先輩が恥ずかしそうに飲んでる。
そんな目の前の光景は、カップルそのものに見えた。
「なんで」
その後は良く覚えていない。
悠里の手を掴んで、引き離して、歩き出して
...そうだ。
「家で、遊ばない?今日親いないんだ。だからご飯も作るよ」
そうだ。
おうちに誘ったんだ。
明日休みだしせっかくなら泊まっていきなよと
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