第40話 契約を破棄だ!!自我悲惨!
中酷は、米国からの関税に対応する術を失っていた。売る側の立場では、関税を抑える交換条件は乏しい。米国が困るだろうとレアアースの輸出を止めた。各国の在庫が尽きるまであと二ヶ月。米国は世界から非難を受けて我が国に屈するだろうと高を括っていた。自分勝手な国は周りが見えないのは世の常。露西亜も北朝鮮もおなじだ。北朝鮮はパフォーマンスのミサイル発射も成りを潜めている。ミサイル燃料がない。食うものがない。国民は痩せて兵としても遅れない。
米国に対する関税戦争の決着は迫っている。レアアースの在庫が尽きるか、代用品、代用国に目途が立つか。後者には時間が必要となり混乱は必至だ。既にチキンレースは佳境を迎えていた。
中酷は、各国に関税をかけ米国が孤立していると感じ、これはチャンスと関税を掛けられた国と連携を取ろうと接近するが悉く断られる。自国の世界からの評価に盲目になり過ぎて真実が見えていない。これは、民主主義を装う缶酷も同じだ。息をするように嘘を吐き、真実が見えず、絵空事を信じて現実と向き合う国の姿そのものだ。
「可笑しい。虐められている国が連携を拒否するだと」
債務の罠を仕掛けた側は「してやったり」だが周りからは「やっぱり」だと受け取られている。そこには「裏切り」はあっても「信頼」はない証が記されていた。
締め付け、困らせることでしか「力」を行使できない中酷は、最大輸出国である米国を苛めることは自国の産業を即座に破壊する現実が見えないでいる。人民は自国の為に我慢しろが罷り通る。悲しいかな日本も「苦しいと感じるなら税金を払え」と言う自民党が舵を握っている以上同じだ。親中派自民議員や立憲・維新が政治の中心で増殖するとおバカな中酷と似たり寄ったりになるから嘆かわしい。
日本国民は選挙で害虫を駆除すればいい。中酷人民は害虫の餌になるだけ。この違いは大きい。
秀欣平は戦争に備え自給自足を推進していた。しかし、人民は自国の生産物に嫌悪感と警戒心を抱き、富裕層を始め小金持ちは海外製品を好んで購入する。それは、品質より実を優先する中酷人民の民度が齎す結果だった。遺伝子組み換えの種を植え、農薬・成長剤たっぷりで育て収穫を早めるか肥大化させ、納期を短縮し、実益を確保する。スイカなどは収穫時には爆発する勢いだ。野菜は一日以上水に漬けて薬を抜かなければ食べられない。収穫直後に食べるのは農薬を窃取するようなものだ。近海で捕れるマグロも同じだ。飲めない汚染水で洗う海産物に安全性などない。
製品も見た目だけで性能は超低レベル。規格など無視。走る火薬庫と呼ばれるDYDのEV車は大火事の原因にもなっている。さらには事故れば鍵が開かず逃げられず丸焼けになる「走る棺桶」となる。自給自足は自給自爆と化していた。世界は、中国が見栄を張るたびに製品の恐怖を知ることになれば、中酷生産物を避けるようになる。安価と資産喪失と秤に掛ければ答えは明白だ。
「そうだ、買ったものを返せば金を払わなくていい。困るのは奴らだ」とばかりにご機嫌取りと見栄買い付けたボーイング機を鵜と取り拒否して返却した。慌てたのはボーイング社だ。株は暴落。外部から楽して儲けようとしたツケだと冷ややかだ。これも中酷と貿易する脅威と世界に知らしめるものとなった。中酷も返却に伴い予定を縮小するか耐久年数の過ぎたものを事故を覚悟で使用しなければならない。
自国の体力を顧みず関税に対抗した結果、自国の輸出産業は壊滅への一途を辿り、工場閉鎖・倒産、失業者の大量発生を招いた。馬鹿が天に唾を吐けば、柔らかウンチが自らを襲う結果を招いている。
対米輸出産業は、強酸党によって粛清される自分の首を自分で占める効率的な破壊への道を歩んでいる。中酷のお家芸の「なりすまし」を米国は封じるのに抜け目はない。自己に悪戯がなければ「なりすまし」など必要ない。中酷人や缶酷人が海外で悪さを行えば「私は日本人だぁ~」と叫ぶのと同じで最早、通じない。
中酷の富裕層がブランドを好むのは見栄だけでなく、自国製品が信じられない表れだ。米国も血を流すが、工場を稼働したかったら米国から原料を買えと強気だ。
チキンレースは、正しい判断が出来ない者が負け。強がった者が終わる。さてはて、結果はあと二ヶ月でつくだろう。台湾侵攻も今となっては大阪万博の様になる気配がする。露西亜もない力を北海道に向けるとは。正直になって「助けてください。北方領土に口出ししませんから」と頼んでくればいいのに無駄に見栄やプライドが高いから出来ないのが可愛そうに思える。
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