第41話 ましろと紋田の秋物語
秋にはいろんな『〇〇の秋』という言葉があります。
読書、食欲、芸術――なぜこのように幅広い『秋』があるのか定かではありませんが、暑い時期がおわり、なんかイロイロできる季節になったなぁって感じでつけられていったのかもしれません。
ちなみに『読書の秋』に関しては西暦600年ごろから栄えた中国(唐)で誕生したという説があります。カンユという詩人が「秋は涼しくなってくっから蝋燭灯して読書するにはちょうどいい時期だわ」と記しています。ここから『灯火親しむ』なんて言葉が誕生し、昨今の読書の秋に繋がったとされています。
その他、秋は実りの季節なので「じゃあ食欲の秋だろ」みたいに思いついたヤツがいるかもしれないし、東京オリンピックが10月10日開催で体育の日も定められたから「じゃあスポーツの秋だろ」なんて言い始めたヤツもいるかもしれません。気になった方はそれぞれの『〇〇の秋』の由来を探してみてくださいな。
さて、本日はましろと紋田の秋物語ということで、なんか秋っぽいエピソードになるのかもしれません。多種多様な果物、木々に彩られながらどのようなストーリーと相成っていくのか、楽しみにしていきましょう。
開幕から『食欲の秋』な中学生たち。それぞれがそれぞれの秋を感じていますが、まあキミたちは年間通してがんばってるからね、そのまま継続してがんばってね。
エルちゃん果物噛めるまで成長したか。赤ちゃんの歯は速くて半年、遅くても1年経たずして生えてきます。まずは下前歯に上前歯、さらに犬歯から奥歯と生えてきて2歳までには乳歯がだいたい揃ってる感じ。生まれた瞬間から歯が生えてたらお母ちゃんタイヘンだからね。
生え変わりは小学生の間に起こり、少なくとも中2くらいにはすべて永久歯になっているでしょう。ちなみに、乳歯で生え変わるからってむし歯放置はご法度。後々生えてくる永久歯に影響を及ぼしてしまうのでさっさと歯医者さんに行ってくださいね。
ましろはお絵描きの秋にしたい模様。前回の絵本コンテストは落選しちゃったけどめげずにがんばるのだそう。こういう気概がわたしも見習いたいところですね。
クリエイティブな世界は競争が激しいですよね。今はSNSなどで自分の作品を投稿できる時代、毎日多くの作品が公開されていますが、そのなかで商業的に成功できる割合はごくわずか。おそらく、思わず筆を折ってしまいたくなった方もいるでしょう。それでも、成功して自らの夢を掴み取るには、前提としてひたすら継続していくことが求められます。
わたしもましろんを見習って、日々継続していきたいね。ぜひ全米が泣くような感動大作を作り上げたい。いたターゲット層ちがうだろましろっち。
あげはさんの胃袋は宇宙だそうです。
エルちゃんが赤いもみじの葉に興味を抱いたようです。今は紅葉の季節とされていますが、残念ながら日光市は終わりに突入しています。落葉の景色もまた素晴らしかったりするのですが、それはそれで掃除がタイヘンっていうジレンマ。こういう時はブロワーが大活躍するね!
むりやり引っ張られるましろ。みんなを笑顔で見送るヨヨばあちゃん。あぁ、いいなぁこういうの。わたしもヨヨばあちゃんみたいなばあちゃんがほしいわ。
接客業あるある → お客さんの動きが鈍くてやきもきする。
いやまあ、さすがに紋田くんみたいな真っ黒さはないけど、たまーに、こう、ね? ――一時期お客さんに笑顔をふりまく仕事をしていたころは、たまーにいらっしゃるのんびりしたお客さんをアシストしたりしてたっけなぁ。
いやね、後ろに控えてる客の圧力があるねん。
紋田氏、おそらく全国の労働者の多くが感じているであろう心情を代弁しております。労働の対価はしっかり与え、受け取らないとね。カバトンは自分で焼き芋ショップやってるけどどっから仕入れたんだ? ミノトンはアレだからジムで働けるとして、カバトンはアレか、あっちこっち食道楽してった縁故みたいなのがありそうだな。
……うん。紋田くんがんばれ。
さて、紅葉真っ盛りの歩道をさんぽしてらっしゃるってあああエルちゃんバッチィから地面さわっちゃダメだよ! おまえマジェスティがそんなことしないの!
みんなの応援をもらって肩の力が抜けたましろ。そこにやってきた紋田くん、言いようのないジェラシーを感じてましろに近づきます。わざわざあったかぁ~いいドリンクを差し出し女子中学生のとなりに座る紋田。
これ事案だろ。
絵本作家になるという夢。その夢を背後で嘲笑い絡め手で精神攻撃を仕掛けてくる紋田。ましろを闇に引きずり込もうとしてるけど――うん、闇落ちしたましろも見たいっちゃあ見たいかもしれない。ああいうタイプの子こそ闇落ちした時の魅力が(ry
紋田くん、実際にそういう目にあってきたからこその言葉だね。いや、紋田のセリフも一理あるっちゃあるよね。自分自身のスキルを向上させるのはあるとしても、それらを見る側から評価されないと伸びてくことは難しい。結果を残せなかったプロスポーツ選手が何年も残れないし、いっしょに仕事をする人たちと仲良くなれなきゃ居場所的な意味でキツくなってくる。そういうのを乗り越えられるのが『オトナ』ってやつなんだろうなぁとしみじみ思います。
紋田が発する言葉はマイナスイメージばかりだと感じられますが、これはこれでひとつの感性です。紅葉というと美しい印象を覚えますが、これ植物的にはいらなくなった葉っぱを切り離してるだけなので、人間にとって美しく見えるそれは木々にとって廃棄物、ある意味紋田くんのほうが落葉の意味を的確に表していると言えます。
こういった別の視点を取り入れることだって芸術のうちだったりする。そういった意味で、わたしは紋田くんに「いいこと言うね!」と背中をバシバシ叩いてあげたい。ましろも新しい視点からの意見に良い刺激をもらったことでしょう。
一方、ましろは葉は落ちた後も木々の役に立つ、という視点からバッタモンダーに精神的な意味で反撃。そしてクリティカルヒット。思わず駆け出していく紋田。
なかなか光落ちしてくれない紋田くんだけど最後はどうなるんだろうね? おそらく、この様子を見てたスキアヘッドくんが何かしてくるだろうけどその後の紋田とキュアプリズム次第なんでしょう。どのような結果にもってくのか楽しみだわ。
一方、他のメンツは落ち葉アートを楽しんでおりました。一瞬なにかわからんかったがツバサくん(鶏)だったか。風でいっしゅんに吹き飛ばされていくさまもなんかアート味を感じました。(小並感)
作画についてあれこれ言うつもりないが、エルちゃんがくしゃっみした時のあげはさん足細すぎワロタ。おまえそれ歩いただけで骨折するだろ。
さて、そろそろ帰ろうかってタイミングでましろ行方不明。紋田を追って駆けていくましろの一方、紋田はスキアヘッドと出くわしてしまっていた。
こんなところでナニをしている? なぜのうのうと生きている? ――スキアヘッドの言葉が紋田の心身を凍てつかせていく。っていうかあがき続ける姿がみっともないだと? それはすばらしい才能じゃないか。
どんなにブチのめされてもくじけないってとんでもないタフさだぜ? なんとしてでもやってやる! っていう根性はナニを差し置いてでもパワーになるんだぜ? そっか、紋田くんそんな才能があったのかぁうらやましいなぁ。
何度もめげずにプリキュアに挑戦してたのはそのせいか。やり方はアレだったけどその心意気は尊敬するわバッタモンダーさん。
さて、本日のキョーボーグは販売車とパラソルっぽいね。車の機動力にパラソルでの遠距離攻撃とはまたトリッキーな。っと思ったら前方ライトがキャノンになってたー。
素早い動きに翻弄されるプリキュア。そしてスキアヘッドさん安定の精神攻撃。こいつ従来のヴィランと違ってガチに淡々としゃべるだけだから厳しいわ。プリキュアの反論も「口ではなんとでも言える」でピシャリだからね。そういった意味では今までの流れとは違う。だからこそ、ヴィランが投げかけるメッセージを、プリキュアたちがテレビの向こうにいるみんなにどう答えるのかが楽しみでなりません。
ひろがるスカイプリキュアの頭脳担当、キュアプリズムがなにやら作戦をたてたようです。いきなり必殺技ぶっぱはフラグですよ! と思ったらなんかバレーボールが始まったわ。ちゃんと手を使ってるのが好感もてる。いや昔は足使うと反則だったんですよとうトリビア。
作戦は見事にハマりパラソルの動きを止めることに成功。あとは本体の攻撃をバリアしつつそのままクラッシュ。事故った車は処分しましょーねー。
なにはともあれ一件落着。さて、プリズムの言葉は紋田に響いたでしょうか?
そのまま逃げていく紋田。スキアヘッドにつっかかるスカイ。アンダーグ帝国の所業について問うスカイに、スキアヘッドは沈黙の後に答えました。
「愛するお方がそれを望んでいるからだ」
……ほう?
これは新しいキーワードだな。これにはキュアスカイも困惑し「未熟」とつぶやくってそっちかよ!
苦しんでいる人を元気づけるような作品を描く――紋田との出会いは、ましろに新しいイマジネーションを与えてくれたようです。紋田の言うこともある意味事実ですが、ましろの言葉もまた大きな事実でもあります。
人は選択することができるんだよ。
次回予告。久方ぶりのシャララ登場回。勉強熱心なツバサを連れ出しどっか行くべ! って流れがどうやらソラの様子が怪しいと。そしてタイトルが『未熟なヒーロー』と。
おま、そこまで「未熟」が刺さったか。
どんだけ修羅の道を往きたいんだとツッコミをいれたいところだが、わたしもソラのストイックさを見習って前身していきたい。力をつけるにはまず日々の鍛錬からだよね。
いやー本日も楽しい30分間でした。ましろのチャレンジャー精神、紋田とましろの絡み、バッタモンダーの過去、未熟なキュアスカイとなかなか考えさせてくれる回でしたね。プリキュアは子ども向け番組ではあるけど、見ようとすればこういったメッセージがたくさん散りばめられています。アナタはどういった視点から女子中学生たちを見つめていますか? わたしは(自主規制
今日もらった元気を胸に、また一週間おもしろおかしくやっていきましょう! アナタの人生にもいろんな出会いと幸があることを祈っています。
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