第2章における、主要登場人物一覧

 久遠寺 和馬


主人公の少年。


186センチ、75キロ、10月5日生まれの17歳で中卒。


今や世界一の大富豪であるが、表向きには社員数人の単なる有限会社の社長でしかないため、その存在は経済界ではほぼ無名。


婚約者である美冬が通う公立学校に多大な援助をするため、『柊財団』を設立し、その理事に収まる。


美冬の高校卒業を待って、童貞を卒業する。


北海道、東北などの土地を毎年合計で200万坪以上買い漁っているので、その内国土の何分の1かは彼の所有地になる予定。



 片瀬 理沙


162センチ、85E・55・86、7月7日生まれの29歳。


片瀬法律事務所を経営し、和馬の有限会社にも社員として名を連ねる、彼の顧問弁護士。


和馬が18歳になるまでは、その後見人でもある。


パートナーの美保と共に、水曜の定休日を利用してダンジョンに入る。


和馬の『若返り』を受けて、約34時間で3歳も肉体年齢が若返った。


和馬が目黒に所有する、時価200億円のマンション7階の住人で、主人公を『和馬』と呼ぶ。



 藤原 美保


159センチ、88F・57・87、4月30日生まれの29歳。


理沙の事務所で受付と経理を担当し、和馬の有限会社にも社員として名を連ねる、彼の顧問税理士。


公認会計士の資格を有するが、事務所は開いていない。


和馬の子供を欲していたが、現在はそれを諦め、重婚制度が確立した後は、パートナーの理沙と共に彼の妻の1人に収まる事で合意している。


和馬との濃密な34時間で、肉体年齢が3歳も若返える。


マンション7階の住人で、主人公を『和馬君』と呼ぶ。



 伊藤 南


167センチ、90G・56・86、8月18日生まれの26歳。


ダンジョン庁の現長官で、次の衆議院選挙に立候補し、『印籠』を使ってその年に総理にまでなるつもりでいる。


現在の憲法を大改正し、民法や刑法も大胆に作り変えるつもりでいる。


重婚制度の創設はその柱。


念のため、和馬の会社には名を連ねず、彼から毎年50億円の寄付を受ける。


重婚制度確立後は、パートナーの百合と一緒に真っ先に和馬の妻になる事で彼と合意している。


和馬との34時間に及ぶボディートークで、肉体年齢が2歳若返っている。


マンション6階の住人で、恵比寿に和馬が所有するマンションにも、2階部分の3部屋全てを貰っている。


主人公を『和馬』と呼ぶ。



 神崎 百合


165センチ、85D・56・85、6月28日生まれの26歳。


防衛庁の幹部職員で、やはり和馬の会社には名を連ねず、寄付名目で彼から毎年50億円を受け取る。


南と2人で臨んだ和馬とのボディートークで、コテンパンにされる代わりに2歳の若返りを得る。


マンション6階の住人で、主人公を『和馬君』と呼ぶ。



 柊 美冬


174センチ、93G・56・88、9月9日生まれの18歳。


この4月から東大文2に通う事になる大学生だが、『柊財団』の理事長でもあり、和馬の会社である『(有)久遠寺商会』の副社長。


高校卒業後に和馬と最後まで経験し、10月に籍を入れるまでは、彼の婚約者の身分。


結婚指輪は、和馬がダンジョン内で入手した、ピンクダイヤの塊をり貫いたリング。


和馬の仲間達から『美冬』と呼び捨てにされてかわいがられ、自身はその仲間達のまとめ役。


和馬の自宅に同居し、恵比寿にある時価200億円の7階建てマンションの1階部分を和馬に貰い、所有する。


主人公を『和馬』と呼び、その彼が敬語で話さない唯一の存在。



 吉永 沙織


168センチ、91G・57・87、2月11日生まれの26歳。


和馬が探索者になる前からの知り合いで、当時はスパで垢すりのアルバイトをしながら、エステサロンで働いていた。


かなりの美人な上、スタイルも素晴らしいので、垢すり客の指名を一身に集め、その中には援助をチラつかせて肉体関係を結ぼうとする客も数人いた。


そんな男達にうんざりしていた彼女だが、他とは別格の和馬にだけは心を開き、その援助を受け入れて自分の店を持つ。


破格の援助を繰り返しながら、仕事以外に何の要求もしない和馬に、その容姿の好みもあって、深い愛情を抱くようになる。


愛人の立場でも良いと考えていたが、重婚制度の確立を待って、彼の妻の1人になる約束をする。


和馬とのたった1日のボディートークで、肉体年齢が1歳若返っている。


結婚指輪は、親友の美冬とお揃いの、ピンクダイヤだけでできたリング。


マンション5階の住人で、店の定休日である火曜に、1人でダンジョンに入っている。


主人公を『和馬様』と呼び、彼の有限会社にも社員として名を連ねる。



 仁科 純子


164センチ、87F・57・86、11月7日生まれの27歳。


不動産鑑定士であり、以前の職場で男尊女卑の最たる扱いを受け、転職を考えていたところ、和馬の依頼で不動産を探していた理沙と知り合い、その紹介で和馬の仲間になる。


和馬から破格の報酬と個人事務所を与えられ、年間1兆円を超える予算で、田舎の相続放棄地や耕作放棄地を安値で買い漁る。


和馬の有限会社の社員でもあり、彼の秘書である落合とは、最早親友、戦友を超えた仲。


月曜日に、その落合と2人でダンジョンに入り、その後2人で和馬に奉仕している。


マンション4階の住人で、主人公のことを『和馬様』と呼ぶ。


お酒が好き。



 落合 麗子


169センチ、89F・57・88、1月15日生まれの27歳。


日本人の父と、オーストラリア人の母を持つ、ハーフ。


両親の考えでミドルネームを持たない。


帰国子女で慶応大卒。


大手人材派遣会社で課長職に就いていたが、依頼をしに来た和馬の条件を聴き、自らその秘書に立候補する。


採用後は、秘書の傍ら、有限会社の社員と『柊財団』の理事も兼ねる。


目黒にあるマンションの8階の1部屋が、『(有)久遠寺商会』の本部であり、そこが彼女の仕事場。


当人は同じマンションの3階に住み、仁科と2人でダンジョンに入る月曜以外は、そこで仕事をしている事が多い。


お酒が好きで、主人公を『和馬様』と呼ぶ。



 エミリア・ハーウェル


166センチ、90G・56・86、3月3日生まれの18歳。


イギリス人の父(故人)と、フランス人の母を持つハーフ。


オックスフォード、クライストチャーチの学生で、明るい金髪と青い瞳を有する大層な美人。


貴族家でメイドとして働いていた母親が末期の胃癌を患い、その入院費と自らの学費を稼ぐため、大学を休学して働こうと、仕事を探していた彼女。


イギリスに本場のメイドを求めてやって来た落合の目に留まり、彼女の自腹で日本に連れて来られ、和馬の面接を受ける。


休学しての短期仕事ではなく、卒業まで援助した上での、彼女に選択権のある提案を示されて、それを受け入れる。


母親の病まで治して貰った彼女は、卒業をつまでもなく、将来は久遠寺家のメイドになる道を選択した。


和馬と2人でダンジョンに入った際、世界中でまだ10人いないと言われる固有能力を得る。


【忠誠】というその能力で、和馬に生涯仕える事を選んだ彼女。


卒業後は、和馬の自宅の空き部屋に住み、メイドとして家事を担当する予定。


在学中は1人でイギリスのダンジョンに入り、和馬の仲間内での集まりがあると呼ばれる。



 美鈴めいりん


161センチ、84D・55・85、年齢不詳の美少女。


和馬が中国の攻略をしていた際、縁あってその眷族にした魔物女性。


元は何処かの王族だった。


魔物扱いなので、ダンジョン内で無差別に人を殺す事ができ、和馬の命で、中国で軍人などを狩っている。


その召喚を維持するのには1時間当たり3000の精神力が必要で、好物はポイントで買える桃饅頭など。


主人公の事を『ご主人様』と内心で呼んでいる。



 アマンダ


165センチ、88F・56・88、享年18歳の美少女。


和馬がアメリカを攻略していた際に眷族にした魔物女性。


肩までの明るい金髪、グリーンの瞳を持つ元アメリカ人。


召喚維持に必要な精神力は、1時間当たり2000。


和馬の命で、現在はロシアで軍人狩りをしている。


好物はポイントで買えるチョコレート類。


主人公の事を内心で『あるじ』と呼んで慕っている。

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