おまけ3
用語説明
*魔法
1999年11月9日以降に生まれた人のみが使う事のできる人類にとっての新たな希望。また、魔法を扱う事ができる者を魔法師と呼称する。なお、人類が魔法を使えるようになった直接の原因は未だに分かっていない。
魔法は大きく分けて、簡易魔法、魔法陣魔法、魔法式魔法、刻印魔法、固有魔法の5つが存在する。
*魔力
あらゆる魔法の源となる物質。魔法師のみが認識する事ができ、魔法師はこれを用いて魔法を発動する。魔力には、大きくわけて体外魔力と体内魔力の2つが存在する。
最近の研究により、人類が魔力を認識する事ができるようになる前から魔法は存在していた事がわかったが、魔力がいつから存在するかは不明。
*魔力回路
1999年11月9日以降に生まれた人間のみが体内に保有する神経のようなもの。この魔力回路によって人間は魔力を認識、操作をする事ができる。なお、生まれながらにして魔力回路を持たない人間は存在しないが、人工的に魔力回路を取り除かれると、取り除かれた人は魔力を認識、操作する事ができなくなる。
*体内魔力
魔法師が体内に保有する魔力の事。
体内魔力を自身の魔力回路に流す事によって、身体強化、魔力障壁、魔力感知の3つの魔法を放つことができる。なお、この3つの魔法を簡易魔法と呼ぶ。
体内魔力の最大保有量は個人差があり、固有魔法を獲得すると急激に増える。歳を重ねる毎にも増えるが、20歳ぐらいで成長が止まる。最大保有量を効率よく増やす方法は、今のところわかっていない。
一般に、人間は1時間あたり最大保有量の8%ほどの魔力を体外魔力から体内魔力に変換して蓄える。また、体外魔力を体内魔力に変換する魔法は存在しないが、変換スピードを早める魔法は存在する。
*体外魔力
身体の外側にある魔力のこと。
この世界に存在する魔力のほとんどがこちら側であり、空間に浮遊している。
現在判明している魔力の出現方法は自然発生と宇宙空間からの飛来の2つだけであるが、これ以上存在しないという確証はない。なお、地面の内側にも魔力は存在しており、現在では体外魔力を利用した発電機が開発されている。
*簡易魔法
身体強化、魔力障壁、魔力感知のこと。魔法式や刻印を必要とせず、体内魔力を魔力回路に流すだけで発動する事ができる。なお、体外魔力は利用できない。
*魔法陣魔法
空間に魔法陣を描いて、それに魔力を流す事によって発動する事ができる。魔法の規模を調節しやすく、高火力、広範囲の魔法を使う事ができるというメリットがあるが、その分扱うのが難しく、発動に時間がかかるというデメリットがある。
魔法陣に触れながら体内魔力を魔法陣に流し込む事によって魔法を発動させるという方法が一般的だが、体外魔力を流す事も可能。ただし、難易度が高い。
*魔法式魔法
魔法師にとって最も一般的な魔法、魔法陣を使う事なく魔力回路を通して体内魔力をそのまま事象へと変換する魔法。ただし、体外魔力は利用できない。
*刻印魔法
物体に魔法式を書き込んで、それに魔力を流す事によって発動する事ができる魔法。一般に、魔法式が刻印された道具を魔法具と言い、現代魔法師のほとんどが利用している。刻印した本人以外でも刻印に魔力を流せば魔法を発動できるが、刻印した人が意図的に使用者を限定する事も可能。魔法具メーカーと契約している高ランクの魔法師はたいてい本人以外使えないようにしている。
*固有魔法
文字通り、保有者のみが使う事ができる魔法のこと。条件を達成すると、体内魔力の最大保有量が倍増し、魔力回路に固有魔法の魔法式が刻まれる。魔力を流すだけで発動できるので、厳密には簡易魔法に分類されるが、その特殊性から別枠として扱われている。
最大で4つの固有魔法を獲得できると言われているが、固有魔法の保有者は極めて少なく、固有魔法を獲得できずに生涯を終える者が大多数。
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どうでもいい話
凝りすぎてしまい、めっちゃ時間がかかった。この他にも、まだ言っていない設定が存在するが、それはまた次回。
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