「君を哀しませている全てを消してしまいたい」
王の一夜の過ちから生まれたレインは
王宮で“見えない”人間として生きていた。
ある日父である王から、竜人の国の人質になることを告げられ、
同時に竜人の国の宰相であるシグルトの暗殺を極秘に命じられる。
レインが向かった竜人の国では、
竜人たちが生き生きとした日々を送り
レインを“見てくれ”、自然に受け入れてくれる。
レインは徐々に感情を取り戻し、心を開いていく。
そしてシグルトは誰よりもレインを大切にしてくれる。
「どうしてそんな哀しそうな顔をしている」
「君を哀しませている全てを消してしまいたい」
やがて期限である一年の終わりが近づく。
連れ戻された故国で、レインは自分に秘められた力を知ることとなる。
※番外編は随時投稿していきます
※ムーンライトノベルズに投稿した作品を全年齢向けに改稿(示唆する描写あり)していますが念の為、性描写ありのレイティングをつけておきます