【自信家】

 俺は編集者。将来有望な作家の卵を探している。


 ある時、小説投稿サイトを通じ、才能を感じる人と出会った。


「君、すごいね。本当にアマチュア?」

「いやいや、自分なんて全然だめです」

「それは謙遜けんそんでしかないさ」

「自分なんて芥川龍之介先生レベルでしかないっすよ」

「むしろ自信過剰だった」

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