99話・魔力増幅炉の作成

サブタイトルを考えるのに一番時間がかかる

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 私が今から作る魔力増幅炉という装置は、中心で増幅用の装置を高速で回すことで、魔素を増やす装置、装置を回す方法として、歯車と多軸回転を利用する方法がよく使われているらしい歯車で回転数を増やして、多軸回転で更にさらに回転力を増やすことで、全体的な運動力を高めるそうだ、しかも多軸回転に使用する輪っかにも装置をつける事でさらに効率を上げる設計になっている。


 装置の形は大体一辺1センチの立方体、それなりの大きさのせいで、増幅炉の大きさは、最低4センチ以上が基本となる上に、軸を一つ増やすたびに直径3センチずつ大きくなるので、普通は、回転軸は5軸程で増幅炉の強度を高めて、回転数を上げるほうに力を入れるらしい、しかし、私が今回作った金属は強度はまだ実験が終わってないせいで分からないが、少なくとも回転数が多いことによって壊れることは無い……と思うので、素材の量産を始める。


 今回は15軸の物を作るので、まずは、49センチの輪の型を作る、空気抵抗を出来るだけ少なくするために装置をはめ込む二か所以外を回転方向と反対を尖らせ、それを微調整しながら少しずつ小さくしつつを14個作るそして最後に、最後に中央の装置をはめ込む部品の型を作り、装置の作成を始める……と、言っても型に金属を埋めて、熱して取り出すだけなのだが……。


 歯車を幾つか作って増幅炉を回すための回転装置を作る、増幅炉の回転数は、各軸の回転数の合計を取るらしい、今回作った回転装置は増幅炉の歯車を5倍の物にした、回転機を一回まわせば、増幅器の外側が五回まわるものだ、増幅炉に回転機をつなげて少しずつ回転数を増やしていく、ちなみにこの時に回転機を回しているのは私の魔力を使っている、魔力で回転機を動かせることをイメージしてそのまま動かしている、現在増幅炉の回転数は一気に万を超えた、そこから更に倍に増やしてもまだまだいけそうなので少しずつ入れる魔力を増やしていく、回転数が1千万を超えて生まれる風が台風のようになってきたので回転を止める。


 さて、こんなものを直接機体に入れるわけには行かない、下手をすれば起動した瞬間に期待がバラバラになるなんてことになりかねない……機体のどこかに空間魔法の魔方陣を刻んでおくことにしよう……とすれば……なら……。


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 三十分後、色々考えているうちに設計図が大変なことになっていた、流石にこれで全力を出すわけには行けませんし……、コレは本当に大変なことになりました、どうしましょうか、まあ、設計図は憶え、今書いた設計図は燃やす、そして私はゴーレムの作成を始めた。

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いくら知ることしか考えていなくてもブレーキはあるもんです。

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