救急車

「最近、おれ、救急車、乗ってない」(夫)


「は? 救急車なんて、ふつう乗るもんじゃないよね。一生に一回あるかないかっていうレベルじゃない?」(しまこ)


「最近の救急車は機材が進化しているはずなんだよねえ。乗りたいなあ」(夫)


「……何言ってんの。救急車、乗ったことあるの?」(しまこ)


「子どもの頃に頭を打って。――あ! だから、こんなに馬鹿なのかも!?」(夫)


「……そうかもね」(しまこ)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る