ある日の休日
何もなかったので、寝坊しようと思っていたら、なぜか朝の6時半に長男に起こされた。
「ねえ、朝ごはんは?」
「朝ごはん? 冷凍ごはんを解凍しておいて」
寝ぼけていたので、とりあえずそう答えて、寝る。
次に起き出した夫が言った。
「ねえ、朝ごはんどうするの? 米炊くの? どうする? 米かす?」
「うん」
と言いつつ、眠いから寝た。
しばらくしてまた、夫に言われた。
「ねえ、ごはんどうする?」
知るか! 食べたかったら自分で何か食べろ!
と思ったけど、仕方がないので起きた。
「ごはん、炊いたの?」
「ううん、何もしていない」
と、ソファで寝転んでスマホゲームしながら、夫は言った(いつものように)。
「ふーん」
「俺、オムライス作ろうか?」
と長男が言ったので、作ってもらった。冷凍ごはんを解凍したので。
長男のと夫のと(次男は寝ていた)。
そしてわたしはごはんは食べなかったけど(二人分しかごはんなかったし、ケチャップはそんなに好きじゃない)、起きていろいろした。
眠かったけど。
夫はその後眠りました。深く深く、夕方まで。
***
「――っていうことがあって、むかついたにゃよ! こうやってゲームしながら言われた」
と夫のマネをするしまこ。
「むかつくにゃね! 書いたら?」
と言って、次男はぷーくすくすと笑った。
「分かったにゃ!」
そして、「西さんち」を更新するのである。
次男は「ノートに書いたら」という意味で言ったのであるが(もちろんノートには漫画で描いてある)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます