エクストラ4
「岡部君、おはようございます」
「楠ノ木さん。おはよう」
「それでは、問題です」
「うん」
「私、何か変わったと思いませんか? どうぞお答えください」
「そうだなあ」
「残り時間15秒です」
「うーん」
「そろそろ正解を言いましょうか?」
「待って。えっと、髪型とリボンとリップを変えた」
「素晴らしい! 完璧な回答です。岡部君も中々腕を上げましたね?」
「まあ、ずっと見てるからね」
「あら……今のもう一度いいですか?」
「え、もう一回は恥ずかしいので無理です」
「ダメです、お願いします。さあ、はやく、さあ!」
「だから、いつもずっと楠ノ木さんの事見てるから!」
「あの、少々お声が大きくありませんか?」
「ああっ!」
「皆さんこちらを見ているようです」
「やらかしたかも」
「別に私は構いませんよ」
「ううー……」
「仕方がありませんね。購買などへ行ってこの場を逃れると言うのはいかがですか?」
「うん、そうするよ」
「ではお供しましょう」
「じゃあ行こうか」
「せっかくですし手でも繋ぎますか?」
「え、ちょっと。楠ノ木さん!?」
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