【第二部開始】彼女と親友がホテルに入っていくところを見てしまい次の日駅のホームで寝取られたことを落ち込んでいたら何故か知らないお姉さんと一緒に住むことになりました
第24話 番外編1 唯さんとバレンタイン
第24話 番外編1 唯さんとバレンタイン
※時系列など考えず番外編としてお楽しみください
「純平くん、起きてー」
「、、おはようございます」
眠い目をこすりながら時計を見る
まだ朝の7時30
唯さんがこんな時間に俺を起こすということは何かあったのだろうか?
「おはよう純平くん」
「何かあったんですか?」
「ん?純平くん、もしかして今日がなんの日か知らないね?」
「今日?」
スマホを開き日付を確認する
2月14日
?なんだっけ?
もしかして唯さんの誕生日とか?
「もしかして唯さんの誕生日とかですか?そうでしたら俺何も用意してません、すいません」
「あっ、ははは」
俺がそう言うと唯さんが笑いだした
違ったのだろうか?
「純平くん、今日はバレンタインデーだよ」
「バレン、あ、あのチョコレートの日ですか?」
「そう、その日だよ、と言ってもチョコレートを渡すのは日本だけらしいけどね」
「そうなんですか」
「てことでこんな早くから何をするかというと
チョコレートを作ります」
「おー」
その後朝食などを済ませ一段落ついたので
キッチンに向かう
「純平くんはチョコレート作りたい?」
「んー俺はそういうの全然わからないので見てるだけでもいいですか?」
「いいけど、本当にいいの?」
「はい!」
ということで唯さんがチョコレートを作っているのを近くで見ることにした
近くで見ていても何をしているのかあまりわからなかった
チョコレートを溶かしたり
何か入れたり
オーブンを温めたり
素人の俺からしたらその行動一つ一つが点と点のまま繋がらなかった
朝から始めたのにもうお昼を過ぎていた
チョコレートを作るのは難しいんだなと思った
それから少しして唯さんがさっき作っていたチョコレートをラッピングして俺にくれた
「はい、チョコレート」
「ありがとうございます」
「本命と義理どっちだと思う?」
そう言って小悪魔的に笑う唯さん
俺はなんて答えたら良いかわからず逃げの択を取ってしまった
「んーわからないです、どっちですか?」
「教えないよ」
唯さんはなにかみながらそう言うと部屋を去ってしまった
俺は袋を開けて一つ食べてみる
市販のチョコよりもとても甘い気がした
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