第120話 国際女性デー
ということで、ジェンダーギャップについて様々な記事があった。
地元紙の特集もあった。
新潟県では、国会議員では、男性、女性がほぼ同数の状態が続いているに反し、女性管理職登用率が全国下位である。
校長先生が女性だったり、市町村長でもいるし、たしか新潟市職員の労働組合は女性だった気がする。新潟市職員組合は新潟市にある労働組合で最大の労組。数千人の組合員はいるでしょう。
そんなに女性登用が遅れているとは思わないが、各種統計をみてなんとなく理由がわかってきた。
産業構造として新潟県では製造業が多く、また大規模小売業も多く、何百人といる事業所で何百人も女性従業員がいても、管理職の定義が工場長一人なら、それは登用率が下がるはず。数十人女性従業員がほとんどのスーパーマーケットで、管理職の店長は本部から派遣される人一人。そんなスーパーマーケットはたくさんあります。都内と比べ標準サイズのスーパーでも規模が大きいので押し下げる要因でしょう。
製造業でも大きな事業所が多いですし。
私の記憶から東京都内に数百人も従業員がいる工場はそんなにはなく、むしろ事務系サービス業で数十人の事業所で管理職一人というのが山ほどあり、管理職が女性なら、自ずから管理職登用率は高くなる。
病院をとってみても、看護師長を管理職とするなら、小規模の病院がたくさんある地区の方が登用率は高くなる。東京都内の看護師の離職率は高く20代で師長なんて病院がザラにある。
そんな病院は新潟ではほとんど見たことない。師長はベテラン看護師ばっかりである。
良い病院か悪い病院かを見分けるには、看護師長を見て、師長が若い病院は行くな、と私達の世界では言っている。
都内は、若年看護師の管理職登用をたくさん見てきているので、女性管理職登用率を見てホントにそんな統計を鵜呑みにしていいのか、と思う。
ウチの妻は看護師だが、師長はさらにベテラン看護師で50代半ば、勤続30年。
それでやっと管理職になる。だからウチの妻はまだ管理職ではない。
これじゃ、なかなか管理職にはなれない。
統計を使って、ウソをつくと言われる。
詳しく分析をしてみないとわからないことも多い。
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