第24話 ちょうど1年前に?

 電機業界のニュースなどは、普段目を凝らしてみてないと気が付かいものです。

 私がココに住んでいるのは、将来性を考えてビジネスを探っているわけなので、細かいニュースを見落とすとビジネスチャンスを失います。


 新潟県妙高市、箱根駅伝出場大学の合宿地として有名ですし、ヒカキンさんの出身地でもありますね。

 動向が注視されているのは、旧パナソニックの半導体工場です。様々なニュースで日本の半導体はダメだ、なんて言われ、熊本県は台湾のTSMCの進出で賑わってますね。

 ここまでは、一般の新聞に出ている内容です。さあ日本の半導体産業は九州になるぞ、と息巻いているようです。


 斜陽のパナソニックの新井工場(昔は新井市でした)は外資に売られパナソニックは完全に手放しました。

 現在はイスラエルの会社です。パナソニックが手放した時に台湾資本も入りました。

 イスラエルの企業が新潟の妙高市にあるなんて一般の人はご存じないですよね。

「タワー・セミコンダクタ」という会社です。


 雪が降ると、THE虎舞竜の「ロード」を思いだします。「ちょうど1年前のこの道を通った夜」


 慌てて電子記事を見直しました。

 2022年2月15日に、インテル(みなさんおなじみ)がタワー・コンダクタを買収すると発表したことを。そしてインテルの新しい主幹工場として稼働させる構想があるというニュースです。

 タワー・コンダクタの日本法人の本社は富山県魚津市にあり、砺波市と新潟県妙高市と合わせて3工場あります。

 妙高市は一番古いので設備投資が必要だと思われ、近隣に敷地の確保が可能。

 インテルは追撃してくるAMDとTSMCのファンダリに対抗する構想があるといい、イスラエルの企業を買収する方向を建てたのです。


 九州は、「SUMCO、東京エレクトロン、TSMC」


 新潟は「信越化学、ASM、インテル(+富山)」

 日本半導体産業の二大中心地になるわけですね。インテルがタワー・コンダクタを買収が終わるのは1年かけて、と発表していたのでもうすぐ明らかになるでしょう。20日にはイタリアで新工場を検討しているとロイター通信が報道しました。イタリアは政府ぐるみですね。タワー・セミコンダクタの工場はイタリアにもあります


 日本のインテルの計画は、残念な発表にならなければいいですが

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