12、覚悟のカタチ
それは、とある
「…………
その声を発するのは、クロノ達を襲撃した白蛇の怪物より巨大な
この大怪蛇こそ、旧日本に住まう王の一角。
しかし、オロチの発したその言葉により配下の蛇達に
アイツが?討たれた?
そんな声が、配下の蛇達から
それこそ、文字通りの意味でオロチが目を
オロチの
「
一言。オロチは自らの心痛を一切悟らせぬ
オロチはその威厳を以って、配下達に
「
地下大空洞に、蛇の怪物達による
地下空間に
「今は、今はまだ貴様等に
そう、オロチは赤い
・・・ ・・・ ・・・
白蛇の襲撃から数日の時が
まだ集落の
ともかく、俺達は
それをしっかりと
元々、その墓は彼の妻の為に
……墓の前に着くと、其処には既に
ユキに声を掛けようと近付く。しかし、俺はすぐに足を止めた。
ユキが、肩を
「ごめん……なさい。ごめん、なさい……」
「……………………」
ユキは、泣きながら
他に、人の
そんな中、ユキは
「ごめんなさい。私が、私のせいで……」
俺は、何も言ってやる事が出来なかった。何も言う事が出来なかったけど、それでも俺は静かにユキの近くに歩いていった。その
しかし、関係ない。俺はユキの
「……………………」
「……………………」
俺が黙って手を合わせるのを、ユキは
「俺は、きっと
「……え?」
きっと、ユキには何を言っているのか分からないだろうけど。けど、俺は関係なく続ける。
俺は英雄になりたかったと。そう、俺は英雄になりたかったんだ。
「俺は、きっと英雄に
「……………………」
「ユキ、決めたよ。俺は
「……あっ」
それは、俺の偽りようのない
だから、
「俺は、お前や他の皆を。この世界を
この世界を、ユキを、皆を救うと決めた。これは、そんな俺の
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