第3話

夏の真っ最中だった。武と、彩子と、彼方の三人で、コンビニへ買いに行っていた。蒸し暑くて、汗をびっしょりかいていた。三人で、手を

つないで、帰ってる最中だった。汗がたまらなって、武は思わずハンカチーフで汗をぬぐった。

彩子が武にたずねた。

「それ、前から思ってたけど、ハンカチーフ、あなたのセンスじゃないわね。誰かからもらったの?」

武は、一瞬、ドキッとして

「いや~、これは~、その~」

と、しどろもどろになってると、彼方が言った。

「いつも、ありがとう!」

彩子と武は驚いて、

「彼方、いつ、覚えたの?そんなことば」

「パパがママにいつも、言ってるから!」

彩子と、武は笑った。

そうして、三人は、街の片隅に消えていくのだった。

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承諾(続編) 林風(@hayashifu) @laughingseijidaze4649

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