開かずの間
これは私川崎が体験した怖い話です。
私は雑誌記者として働き、今は怖い話をテーマにとある寺に取材をしていた。
住職「ですからウチの寺にそのような部屋は存在しませんっ!」
住職は少しキレ気味に答える。
川崎「しかし、この寺には開かずの間と呼ばれる部屋があると多くの方が噂しているのです」
住職「お引き取りください」
住職は川崎を追い返す。
川崎は何とか事実を突き止めようと考え、その日の夜に彼は寺に無断で忍び込んだ。
不法侵入だろうが彼の己の探究心で突き動かされていた。
住職に見つからずに寺内を隈なく探しているとある部屋の奥に左右に若い男女と思しき絵が書かれた襖を目にする。
川崎は何故かその絵に魅了され、その部屋に入り、襖の取手に手をかけた。
「ふふっ、彼は後に行方不明になったそうよ。興味があったとしても悪いことはできないわね」
稲荷は去っていく。
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