電子レンジでピザトーストを温め過ぎたことが引き金となって死んじゃった主人公。こんな間抜けな死に方は嫌だ。ってことで悪友に殺されたことにしちゃおう。大丈夫、アイツの性格は最悪だから。類は友を呼ぶ?それとも、割れ鍋に綴じ蓋?はたして主人公は、悪友に罪を被せることができるのか!
そこはTS転生させて北川と再開して真面目にさせて結婚したあとに「実は俺山崎なんだ」って言う展開だろう!と思ったりした。
間抜けな死に方をした主人公が、心残りを解消するために現世に向かうというストーリー。果たしてその意外な結末は──?短編ながら謎が散りばめられており、最後まで読むと「なるほど」と唸らされます。タイトルの意味にも納得。楽しませていただきました!でも……。できればこんな死に方はしたくない~!(笑)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(183文字)
まず読む前、そして読んでいる最中、そして読後…私は三度、『俺の悪友』というタイトルへの印象が変わりました!短編という制約の中、これ程に物語の起承転結を上手く構築する岡本圭地 様の手腕に脱帽です!!
一人称「俺」がつづる臨死体験、爽やかな青春ストリー。
これは一読の価値があると思います。出だし読み始めた瞬間にアタリだなと思いました。オチも秀逸でしたね。色々と予想しながら読み進めていましたが「ああ、そう来るか!」と。納得のラストです。笑いあり、涙あり。短編という短いストーリーの中にこれだけの起承転結を纏め上げ、スッキリとした読後感で締め括り。素敵な作品に出逢えたことに感謝です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(160文字)
ある日、主人公が突然事故死するところからこの物語は始まります。 それもかなり、間の抜けた事故で。 このまま事故死として処理されたくない主人公は、かつて色んなことをされた悪友の北川を、自分を殺した犯人に仕立て上げようとするが―― 全体的にコミカルな雰囲気と文体で、すらすら楽しく読めますが最後はほっこりします。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(93文字)
こういった種類の悪友は持ったことがありませんが、ぼくなら黙って縁を切ります。でもこの主人公はすぐに意気投合するぐらい、相性が良いんですよね?応援してます!
序盤から、情景が自然と浮かび上がり、まるで映画かドラマでも観ているような…楽しく、最後には胸が暖かくなるようなお話でした。これからも、他の作品にも期待しています。
カメムシの死骸を筆箱に入れるわ、なすりつけで停学になるわやることなすこと最悪で、「悪友」で許す主人公は神様なのか?そりゃあもし仮に間抜けな事故死をしたら自分を殺した犯人に仕立て上げる為に一時間だけ現世に戻りたいと神様に要求するよね!?!?北川に完璧なアリバイがあろうとなかろうと――あれ……泣いて笑いましたまさかね、でも泣いて笑いました北川は最高に悪友!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(99文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(237文字)
最初から最後まで笑いっぱなしでした。最後は悪友では有るけど真実の親友ということで万々歳🙌
あなたには腐れ縁で結ばれた親友がいますか?このお話の「彼ら」は確かにそんな間柄です。決して磨きあい、高めあうプラスの要素なんか無くたって、迷惑ばっかりかけられたって……??それでも一緒に居続けちゃう友人はつまり「悪友」なんでしょう。このお話は、そんな悪友の大切さを、失って初めて気付く経緯の物語です。―――まぁ、命を失ってしまうのは主人公なんですけれど、ほんのり感動的なこのお話で、久しく顔を見ていない誰かさんを思い起こしました。
冒頭から終始コメディータッチの描写が続きます。 最初の主人公の死に方からして冗談そのものです。 しかし結末はまさかの…。 是非ご一読を。
ネタバレしてしまうと面白くないので詳細は伏せますが、ある日まぬけな死に方をしてしまった主人公が、にっくきあいつが殺したことにして、復讐してやろうとする物語です。このにっくき悪友のやってきたイタズラがいちいち笑えます。また、悪友を罪に陥れようとする主人公の作戦も色々とわきが甘くて笑えます。コメディとしてじゅうぶん面白いのですが、最後、物語は感動の結末へ――久し振りに旧友に連絡を取って酒を酌み交わしたくなる短編です。