第257話 母の日
実母とは仲が悪いというか合わないから、小学生の頃からパス。
幼稚園では強制的に母の日に合わせて絵を描かされたり、プレゼントを作らされていたが、これも受け取る際に「こんななんにもならないし、お金にもならないもの貰ってもちっとも嬉しくない」と毎回言われたし、小学校に上がってから自分のお小遣いなんかでちょっとしたプレゼントを用意したり、父とケーキなんかを買っても、「無駄遣いされてるのがむかつく」と言われて、かなり人生の初期に終了した。
我が子たちが私に何かしてくれたり声をかけてくれたりするのは、とても嬉しい。
既に今日もLINEで連絡してくれてありがたい。
そういう気持ちがない人もいるから、まあ仕方ないね。
実母については諦めているから、もういいや。
カーネーションとか要らないから、子どもたちの元気な様子がわかればそれでいいよ。
困った時に「おかあさーん」って言ってくれたら。
それで助けようと私はするし。
父である夫も同じだろう。
母の日のプレゼントとして、スーパーやショッピングセンターで特集しているチラシが入っていたが、調理家電とかエコバッグとか掲載されているのにもやもやしてしまう。
それって家庭の生活の必要な用品であって、お母さんが個人で趣味のものでもないのだから、いいオーブンレンジとかもらっても(私ってこの家の何だろう)と思われるだけなので、違うものを用意するかいっそのこと言葉だけでいいと思うよ。
従姉妹は、本好きの母親の為に本をプレゼントしているそうだ。
そういう感じの方が、母親をわかっていていいな。
本は母親本人からリクエストがあるから、押し付けにはなっていない。
私のドレッサーの引き出しには、子どもたちが幼稚園~小学校時代に用意してくれた「肩たたき券」「お手伝い券」が保存されている。
いつかまた使いたいな。
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