第217話 タイミング

WBCで大谷選手の食事やトレーニングが話題になった。


うちの子たちも中高とかなり真面目に部活に取り組んでいて、食事にも気を付けていた。

その時はまだ今ほどあれこれと情報はなく、とりあえずはたくさん食べさせろということばかり言われていた。

スポーツ選手の食育の本もまだ出始めたところだった。

今もそういう本を持っている。


プロテイン、必須アミノ酸BCAAを運動後にできるだけ早く補給しないと今自分についている筋肉が減ってしまう。

その時聞いたのは30分以内にということだったが、高校から帰宅するのにはもっと時間がかかる。

今ならプロテインドリンクをコンビニで買うことができるが、当時はそんなものはなく、プロテインを溶く牛乳を持たせるのも現実的ではなかったから、帰宅後すぐにプロテインもしくは食事をとるという流れにした。


特に疲れるようなメニューの日は、食事も回復にいいとされる鶏むね肉やウナギを食べさせたりしていた。

今はさすがにウナギは高級過ぎて手を出せないけれど、当時はそこまでではなかった。いい時代。


体が思うように動き、結果を出せるという体重は、運動しないテスト週間なんかには落ちてしまうから、テスト週間の後半は体重を適正に戻すためにたくさん食べてもらう。

無理して食べさせ過ぎるとお腹を壊して、逆に体重を落としてしまうことになるため、ぎりぎりを攻めていく形。


お風呂も疲労回復効果の高い炭酸強めの入浴剤を使って入らせる。

もしくは、炭酸泉のある日帰り温泉に行く。天然ではなく人工のもの。

それでも効果はあったようなので、疲れた時に気分転換ということでもいいと思う。


今考えてみると、大会前のボディビルダーのように、毎日6回ほど少しずつ食事をした方が良かったのかも。

実際、大谷選手も食事の回数は多いようだし、本拠地の自宅はジャグジーがついているらしいし。


ケアをするタイミングは大切。

面倒でも続けることも大切。




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