第214話 ドクダミ
うちの狭い庭に、ドクダミがたくさん生えてくる。
日当たりのいい部分は生えていないが、日当たりの悪い部分は砂利の下からこんにちは。
白い小さな花は可愛いが、雑草は雑草である。
このドクダミ、引っこ抜いても地下茎が残っていれば、また生えてくるので厄介である。
なるべく小さいうちに雨の降った翌日に抜くようにしている。
塩を撒いたり、熱湯を使ったりもしたが、なかなか効果は出ない。
除草剤も何度か使ったが、裏がすぐ山だからかあまり有効とは思えなかった。
本当にしぶとい雑草である。
引っこ抜く時に手にあの独特の匂いがついてとれなくなるから、最近は軍手ではなく、使い捨てのニトリル手袋を使っている。
今調べてみたら、除草用に使い捨てではない手袋も売っている。
ホームセンターで一度実物を見てこよう。
使い捨ての方が怪しいものを触った後の処理も捨てるだけで簡単だから、このままでもいいような気もするが。
健康茶でドクダミを使った物もあるのは知っているが、実際にドクダミが生えているのを見て、そしてあの匂いも知ってると、煎じて飲もうという気が起きない。
よそで作られたドクダミ茶であれば飲めると思う。
昔々、まだ美容に関心があった頃に、飲んでいたこともある。
それでもうちで生えたものはキレイな感じもしないからなあ。
プランターのハーブや野菜は口に入れるのをためらうことはないが、直接庭に生えてきた雑草というのに抵抗感があるのかな。
がしがし踏むような草だから、洗って干して煎じて飲むと考えると、飲みたくないなあ。
昨日、雨が降る前に少しだけ日当たりの悪い部分の庭の草抜きをしたが、ほとんどがドクダミとスギナだった。
どちらも薬効はあるらしいが、毎年格闘する雑草だから、うんざりしている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます