第76話 まだまだ女性達の話は続く

「それではメアリーさん、ユーグラン王国の辺境伯領地から

このヘキニ王国を取るのに何日掛ったと思います!」


「普通は一年以上掛けて工作して内通者を作って。

うーん3年位かな?私たちはその位掛かりました」


「姫あまり情報を与えては」


「いいのどうせ帰っても失敗で妹と交代よ、お婆様は厳しいわ!」


「女帝はメアリーさんのお婆様ですか、お母様は居るんですか?」


「居るけど病気で寝込んでいるの、だから私が第一位なのよ!」


「そうですか話は戻りますが、この国を落とすのに1週間でここまで来ましたよ!」


「「「え〜1週間」」」


「そうキチンと手綱を握らないと、何処までもいく暴れ馬なのよ!」


「そう分からない内に、走り出す!」


「本当に今回はよく止まったわ」


「「ウンウン」」


「そこで貴女達のこれからを、話合いしましょう」


「話合いとは?何を話せば?」


「貴女達の目的ですよ、乗っ取りとは違う様なので」


「皇帝より乗っ取りの話は聞いていましたが、確かに私の目的は違いますね!」


「やはりね、貴女本当は神託の聖女でしょ!」


「何故その事を知っているのです」


「ユーグランにも間者は居ますよ。

それにお姉様たちからも情報は入って来ます!

それで本当の目的は?!」


「ユーグランに統一する者が生まれた。

ヘキニ王国に迎いに行け。

他言すれば王は何処かに逃げる。

必ず見つけ付いて行けです」


「その王は見つかりましたか?」


「まだ見つかってません、それに私達は捕まり自由に捜索出来ません」


「おそらく神託は正しく、見つけ人は側に居ますよ」


「誰なんです、教えてください」


「なら帝国の情報を、貴女は喋って下さい」


「喋ります、私が知っている事なら!」


「貴女達の鎖を握っている人ですよ、恐らく間違い無いでしょう」


「「「え〜あの人」」」


「まあ旦那様ですね」


「100%確実」


「旦那様に伝える神託は有りますか?」


「神託は無いです、それに本当に王ですか?」


「今はヘキニの王ですので間違い無いですよ」


「どうやって貴女の言葉を信じれば?」


「貴女の目は節穴、私達が光っているのわからないの!」


「「「そーいえば光ってる」」」


「旦那様に言えば羽根を生やして、天使の輪をつけてもらえるわよ!」


「そうそう又隠していた」


「全く困った旦那様よね」


「それでメアリーさんどうしますか、旦那様に抱かれます。

今なら第六夫人になれますよ」


「捕虜より待遇は良いわよね!」


「5番以内はあげないわよ」


「隣の2人は側室で、当分妊娠させないわよ」


「そうそう私達が先に出産したら、解禁して上げる」


「「「「「サーどうする」」」」」


「もし本当に捜している人物ならこれ程良い話は無いです。

でも違えば、どうすれば・・・・・」


「わかった、旦那様に言って解放してあげる。

この国から出て行ってね!」


「そうね旦那様の凄さを分からないなら、要らない!」


「さようなら、帝国の第一帝女様」


「バイバイ」


「サー旦那様に言って解放、行きましょう!」


「それと他言無用ですから!」


(皆んな王国取ってツンツンしている)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「村長にみんなを集めてもらって、料理を教える」


「分かった今村長に、伝えてみんな集めてくる」


「トールー何の料理にする?」


「とりあえず、油で揚げてポテト。

茹でて塩振って、後はネギと炒めるかな」


ゾロゾロ村人が集まってくる。


1人の男が出てくる。


「ワシが村長だよ、毒芋の料理を出す?辞めてくれ。

これ以上犠牲者を出したく無い!」


「大丈夫だ、お前ら何処に毒があるか知らないだろー。

この村のジャガイモを持って来てくれ」


「誰か倉庫から持って来い」


門番が走って行った。


「持ってくる前に、俺のジャガイモを見せるよ。

これは、貴方の村のジャガイモと同じだろー」


地球のジャガイモを見せる。


「同じだ、その芋だ毒芋だろ〜」


「この芋のこの所目が出た所を取る。

後緑色になってないか?」


「みんな緑だ。

お主の物は茶色其方が腐ってるんだろー」


「反対だ緑色が毒の部分、茶色が食べられる部分だ。

芽と緑色の部分を食べなければ、お腹を壊さない」


「そうなのか帝国の商人が、嘘を教えた」


「お前らキチンと話を聞かなかったんじゃ無いのか?

植えるのも、土から出しては駄目だぞ」


「大きくなったら水を与えて太陽に晒せと」


「太陽に当てたら緑になり食べれない!

水もやり過ぎると腐るからな」


門番がジャガイモを持ってくる。


「本当に芽が生えて、緑色だなこれ食べたら腹を壊す。

茶色いのだけ分けてくれ、緑は処分してくれ」


茶色いジャガイモだけをお湯で茹でる。


洗ったジャガイモを切って油で揚げる。


ジャガイモとネギと卵で炒める。


「よし味見してくれ、塩だけでも美味いから」


村長は炒め物から口につける。


「美味い、これが毒芋か嘘だろー」


「きちんと育てて調理すれば、ジャガイモは美味しい。

栄養もある」


「悪いが隣村にも育て方と食べ方を、教えてやって欲しい。

お願いだ」ぺこり。


「いいぞ王城に行くまで教えてやる、そうだ紹介状を書いてくれ。

よそ者では信じて貰えんからな!」


「それでは紹介状を書くので待っていてくれ」


トールー達は紹介状を持って各村を回りる。


そして王城を目指す!










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