第44話 辺境伯領都行き② (編)

俺達は自転車で移動している、今日の漕ぎ手は冒険者の3人娘。


「一気に掛けて領都に行くよ」


「待て待て今は、全体行動だよオリビア」


「旦那様、先の方から砂塵が待っています馬車です」


どうやら騎士隊の誰かが、領都騎士団を呼んで来たみたいだ。


到着した騎士団は、盗賊達を檻の馬車に入れて人質は幌馬車の中の様だ。


「これで領都までの時間が、短縮出来ますね」


「騎士団団長か、不味いわね」


騎士団団長が近づいてくる


「お嬢様馬車を用意しました、アチラの方にお越し下さい」


「イエ、私は仲間と一緒に行くわ!」


「旦那様のご意向です、お願いします」


「みんなが乗れるなら移るわよ」


「そうおっしゃらずに、移動をお願いします」


「マーサー様、絶対に後をついて来て下さいお願いします」ぺこり。


何と六頭建ての馬車だ、オリビア付いていけるか。


「故障しない限りは問題ない、ただし領都の出入りで止められる」


「まあお友達特権で伺うは、駄目なら実力行使よ旦那様ガンバ」


出発した最初は、護送車といっしょに走ってたが途中から離れ出した。


エイルが乗った馬車だけ、先に行く様だ。


「オリビア隣を並走して」


オリビアが並走して手を振っていたら、馬車は諦めてスピードを落とした!


野営地に着いた、一晩中の競争を覚悟したが馬にも限界がある様だ。


昨日の家を出すか考える。


「家を出して旦那様の、凄いところ見せれば」


「早々あいつら嫌い、エイルを人質に取って」


「結界有りにして、アイツら入れなくしようか?」


「今からエイル奪回して、逃げようよ」 


エイルが、メイドと一緒に来る。


「だぁ・マーサー様、昨日の建物をもう一度お出し下さいお願いします」ぺこり。


「お嬢様平民に、頭など下げてはいけません」


後ろから、メイドの声。


「貴女、お願いするのに貴族も平民も有りませんよ」


分かった昨日と同じだけ、出してくる。


「私には特別製でお願いします、後は残りの皆さんにお話が有ります」


まあ俺は先に家を建てていく。


乙女達の会話には、参加しない。


建て終わって、みんなのところに行くと、複雑な表情だ。


「マーサー様、夕飯はカレーでお願いします。出来たらみんなで食べましょうよ最後の晩餐です!」


「ああそうだな、エイルわかったカレーを出すよ」


カレー丼を具と米にわけて、塩おにぎりとカレースープにする。


もちろんジャガイモと牛蒡は沢山入れる。


鍋とおにぎりを持ってエイルの元に行く、小屋は結界付きだが小屋の周り30cmぐらいで止めてある。兵士が巡回しても近づけるように。


トントン「入るよ、エイル」


「どうぞお待ちしてました、お腹がすきましたよ」


中に入りテーブルと椅子を出して、カレースープとおにぎりをテーブルの上に並べる。


スプーンと皿を出して、みんなの前に並べる。


無言の会食が始まる、エイルはドレスを着てるので、ザお嬢様だ。


「マーサー様、食べ終わったら奥の部屋で少しお話が有ります、よろしく」


「ああ分かった、料理は美味しいか?」


「ハイ最後に美味しい物を頂きました、ただもう少し欲しいですかね。」


みんなが食べ終わり、片付けを始める。


皿や鍋、スプーンはメイドが調理場に持って行って洗ってくれる。


さぁみんなで最後のお話しだ。


「マーサー様こちらでお話しましょう、オリビアさん扉の前にいて下さい」


俺はエイルと奥の部屋に入って行く。


扉が閉まると熱烈なキスをされた。


「こんな事してる場合じゃ無いは、早く旦那様私を傷物にして下さい」


「へ何エイル?」


いきなりスカートを捲り、お尻を突き出してくる。


「ほら下着を直ぐずれるでしょう、旦那様も下を脱いで早く傷物にしてよ」 


「いやでもな」


「時間が無いの別れたく無いの、みんなには許可貰ってるのよ早く傷物にしてよ」


分かったよ、そこまで言われたら!


俺はエイルと初めてをする。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「さてと、ここが奴の世界なら、我の能力は余り使えないな」


ナイスなマダムは考える。


「ここで若返っていると言う事は、その時までに習得した能力だけか、なら飛ぶ事は出来んな」


さらに考える。


「移動」光るが動かない


「やはり見た事がないのは無理か、世界樹からの情報で地図はあるが、何処に誰がいるか分からんの」


「あのー、神様」


「なんじゃ、我は神で無いぞ」


「それではナイスなマダム我らの村に来ませんか? 歓迎します」ぺこり


「フーム、そうじゃな厄介になるか、!」

(情報収集じゃな)


村までランチアストラトスを走らす、ナイスなマダム。



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