第43話 辺境伯領都行き (編)

「旦那様起きて下さい、朝食を作りますよ」


だるい体を起こす、何故お前達はツヤツヤなんだ。


少し光ってるしな。


「ねー、それよりこの建物を早く収納して下さい、巡回の兵士が来ます」


分かったよ、外に出て収納。


家が消える。


調理場の家に皆んなで向かう。 


何人かの兵士が先にお湯を沸かしている。


「おはようございます、お湯を沸かして置きました。昨夜の料理は美味しかったです」


「ありがとう、食べる量は足りた?」


「まああの美味しかったです」


「足りなかったのね、倍くらい有ればお腹一杯食べられる」


破棄するのは持ったい無いので、一応は聞いておく。


「えーと、大丈夫です、おにぎりは途中でも食べられますから」


「そうだな、おにぎりは元々携帯食だからな! 分かったよ同じ味だが量は増やすよ」


「ありがとうございます、出来たらお手伝いします」


「材料BOXから出すから、ちょっと扉の外に出てくれ」


兵士は外に出て行く。


俺はアイテムBOXから、慌てて牛丼を出してゴミは収納、残りは具をお湯の鍋に入れて、ご飯は空いてる鍋に入れる。


鍋のご飯を塩おにぎりに握り皿の上に、深めの皿には、スープを入れて子供と兵士に運んで貰う。


俺たちも食べる、心持ち魔法効果に耐性がないので、アップルジュースを飲む。


「さて首の上はどうしよう?」


「旦那様、鑑定して下着は体全体を覆ってますよ! 絶対防御ですよ」


「そうなんだ安心したよ」


「旦那様、下着を中々洗えないので新しい下着を貰えますか?」


「そうだなハイこれ、あ間違えた」


全員に手と腕を抑えられる。


「旦那様はこれ以上は下着の種類が、無いと言いましたよね」


「あの場で出したら許しましたが、この場では許せないですよ」


「やっぱり隠してるのね、あと幾つあるのかしら?」


「何か良く見ると、可愛い下着ね」


「オーロラ、それ旦那様の下着よ普通じゃ無いはずよ」


「待て待て、俺は今気がついたんだ嘘じゃ無いぞ」


「「「「鑑定舐めるなよ」」」」1人多いが。


「オーロラよお前もあるのか」


「いやいや、その言葉変よ」


「オーロラお前もって、旦那様もあるの?」


「イヤイヤ、それは無いです」


「顔そらしたは、やはり隠してるのね」


「旦那様、お母さんがお父さんの浮気で鑑定を開花して、レベルアップした様に、私も旦那様を鑑定したら、恐らく魔力の流れが見えるのね、もう嘘は付けないからね!」


どうするどうするよ俺。


「皆さん美味しかったです、少ししたら片付けて出発しますよ」 


ナイス騎士隊。


「分かったよ、今片付けるよ」


外から家収納する。


背後のジト目を気にせずに騎士と外に出る。


「旦那様、絶対に覚えて置いてよ! 絶対に嘘は暴くからね」


「オーロラさんも、やっぱり鑑定できるの?」


「少しね名前と効果の一部ですねホホホ」


「私だけか、鑑定出来ないのは」


「ユーナさん、いつも旦那様をみてれば、初眼しますよ我が母の様に」


「分かった私も旦那様をよく見る」


外に出た俺は、一軒ずつ中を確認してしまって行く。


人質の女の人から会釈されるが、手を振って置いた。


夜露に濡れず安心できた様だ。


又1日が始まる。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「さてと、お前は何処の世界の世界樹なのかね」


「おいお前、待て触るな、打つぞ」


世界樹を触ろうとしたら、弓を持つ集団に囲まれた。


「おいおい危険じゃろ、構えを解け、怪我するぞ!」


「何を、それ以上は神木に近づくな!おい待て」


「それを打って世界樹に当たったらどうする! お前達にそれが出来るのか出来んじゃろ、ならそこで見ておれ!」


ナイスなマダムが木に触ると木が光る。


「ホウホウそうか、ここはアイツの作った世界か、なら用心しようもしかすると爺様に頼るかもな」


手を離すと光は無くなる。


「おいお前達、木は感謝している、いつも管理してくれてありがとうと、これからもよろしくな」


ナイスなマダムは歩いて行く。


「今の人は誰なの」


「もしかして神様かしら」


「木が感謝してくれてるって!」


「これからも守りましょう」


少し耳の尖った娘達は、ナイスなマダムを見送った。




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