28.進化
『アイテムをドロップしました。ホルダーに収納します』
『使役アンデッドのレベルが上がりました』
三度、
『使役アンデッドのレベルが上限に達したので進化できます』
なに!? し、進化だと!?
もちろん、Yes!
↓
↓
だが、
さて、本日のノルマは達成。部屋に帰ってドロップアイテムの確認。錬金素材以外はの武器防具はゴミだったので売却。それでも22,000Pになった。塵も積もれば山となるだな。
今回のドロップアイテムで良さそうなのは、既に確認した闇魔法のオーブ(10/50) と
着々とカードが集まっている。こいつらも死者の指輪と同じようにレベルアップして進化もするなら、十分に戦力として期待できる
飯食って風呂入って寝よ。明日は月曜、講義があるからな。
珍しく今日は大学構内に
そんな九等呪位のことは忘れて、歩きながら並列思考を使い回りの学生を鑑定。
大学構内ではどうしても女子を
しかし、プチ鑑定のレベルが低いからなのか、わかるのは名前とホルダーの適合率だけなのに、スリーサイズがわかるわけでも秘密がわかるわけでもないのだが、やはりちょっとした背徳感がある。
多くの人を鑑定しているが未だにホルダー登録可の人を見たことがない。おそらく適合率80%以上でホルダー登録可になるのではと思っている。
その適合率80%の壁はとても高いようだ。なかなかに苦戦している。柿崎がホルダーが不足って言っていたのは、この適合率の壁のせいかもしれないな。
おっ、あれは三年の
古くからの名家で政財界に大きな影響力を持つ家柄らしい。眉目秀麗 才色兼備、
日本美人の切れ目、ショートの黒髪。背は少し高めで出るところは出ているスタイル抜群。欠点を探すほうが難しい。強いて言えば、キツメの性格で結構上から目線らしい。
だが、面倒見はいいようで、いつも周りには取り巻きが大勢いる。うちの大学の一つの派閥になっているくらいだ。
学祭でも一年のころからミスコンにエントリーされているが、ご本人が辞退している。間違いなく出ていればベストスリーに入ると俺は思っている。
う、嘘だろう……マジかぁ。とはいえ、き、きたぁー!
適合率178%、やっと見つけた! 見つけたんだが……どうするよ?
家はお金持ちで名家。頭も良く美人。おそらく不自由な思いなんてしたことがない人生を送ってきた人が、ホルダーなんかに興味があるか?
そんな神薙先輩がフラフラと旧設備棟跡地のほうに向かっている。明らかに様子がおかしい。いつもなら必ず取り巻き連中がいるのに今は誰もいない。
何かに誘導されているかのようだ。あの九等呪位か?
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