【真鶴ログ】2023年1月23日 晴れ

寒さで目が覚めた。

ヌコチャンが布団の上で寝ており、背中側が引っ張られていたみたい。

身体が冷えてトイレに行きたい。

でも寒いから布団から出たくない。

膀胱が痺れだす。

んもう限界というところで飛び起きてトイレへ。急いで戻り二度寝して寝坊した。


ああ、なかなか朝活が定着しない。

さあノってきたぞというときに正月を迎え怠惰に暮らし、

さあ取り戻そうというときに寒波が来て心が挫ける。


まあ、人生そんな事の繰り返しだ。

今日もできなかったなーとベランダに出てみるとキンと冷えた空気がとっても気持ちよかった。


身体を芯まで冷やしてしまわないうちに冬の空気を楽しんで、チューリップの水やりをしてから部屋に戻るとヌコチャンが信じられないという表情でこっちを見ていた。


オマエ、ヨク、ソトナンカ、デレルナ……と、言っている(と、思う)。


朝の日課を終わらせて、今日からいよいよプロットのあがった小説を書き始める。

プロローグ、最初の一行。

書き出しはとても大切な部分だと言われているが、とりあえず何度も推敲するだろうし、推敲作業のときの私頑張れ……!ということで、あまり気にせずどんどん書き進めていく。


が、去年は特に台本しか書いていなかったため、小説の筋肉が全然ないことを痛感する。

「ここまで行きたい」ということろまで走れない。

プロローグと第一話目、2300文字書いて午前中終了。どっと疲れた。


昼からは百合文芸に応募するための小説の企画を考えようと予定していたが、とてもじゃないけどそんな気分になれず、ココ最近読み進めていた「春夏秋冬代行者」の上巻を読み切ることに。


この方の小説は今作が初めてだが、物語はもちろんのこと、文章が上品で物語の空気感がロマンチックでとても好きだ。

また好みの作家さんに出会えたなーなんてホクホクであとがきを読んだら、この方の本領が発揮されていたのはあとがきの方だった。


こんなに人柄がにじみ出るあとがきを読むのは初めてかもしれない。

しかも、この物語の世界観を練り上げるのに3年かかっているということでそれにも驚いた。私がプロットを組み上げるのに3ヶ月もかかっちゃったーと焦っていたことなどおままごとのようだ。


3年、手塩にかけられてコツコツと積み上げられた物語だからこんなにすごいんだ。

時間がかかってしまうということを恐れなくていいのだと教えられた気がした。


今取り組んでいる作品の〆切りは4月までと決めている。

そこまで自分も粘って時間かけて、誰かの励ましとなるような作品をつくりたい。

…ッスー、……ベストは尽くす。

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