第31話
もう嫌です。
まさくんが提案したPC部……中に入ってみると、何という事でしょう。
中には私の天敵と頭お花ば……柊先輩が居ました。
神がいるというのなら、どうして私にこんなに嫌がらせをするのでしょうか?
会いたくない人間に2度ならず3度も会うとは、私はないか逆鱗に触れる事でもしたのでしょうか?
覚えがありません……あるとすれば、私が可愛いという事でしょうか。
そうです、神はきっと私が可愛いから神も嫉妬しているのでしょう。
そうでなければ、私のような良い子にこんな仕打ちするはずがありません。
神も嫉妬するのですね……やめてほしいけど。
「あら~?」
柊先輩が、私達に気が付いたのか
こちらを向いてくる。
「夕実、集中しろ……次の大事な資料だぞ」
「は~い、ちょっと待っててね~」
期待の新入生(入る気はない)を前にしてその態度はどうなのかと思ってしまいます。
ま、だからここに人がいないのでしょうけど……。
会長と、彼女以外部員はいないのでしょう。
それはそうです、こんな性根の腐った嫌味な会長の部活など誰が入りたいと思うのでしょう。
それがこの部屋を物語っています。
今も大事な新入生を待たせるなんて、私一人なら速攻で帰ってます。
「なんていうか、凄すぎだろ」
柊先輩のよそ見をしながらのタイピングのスピード……いや、違う。
彼らが見ているのは恐らくそこじゃないです。
恐らく見ているのは彼女の打ちながら綺麗に揺れている立派な双璧……っというか、なんでタイピングしてるだけで揺れるんですか!!
不愉快です。
「お前達、立っているのもなんだろうから俺の右側にあるソファーで待ってろ」
会長に言われると、私達はソファーに腰かけこの人達が終わるまで待つことになりました。
こんな事なら、静かな所とか言わなければよかったです。
煩い所も嫌いですが、嫌いな人のいる空間で静かなのはうるさい所以上に嫌いなので早くここから出たいです。
「ん~、肩が凝るわ~」
しばらくして、彼らの作業が終わったのか二人は背伸びをしています。
素早かった……作業を終えたであろう二人に視線が向いた瞬間、顔を二人の方へ向けました。
否、少し違いますね。
また、柊先輩の立派な双璧を見ているのでしょう。
彼女の背伸びによって更に強調されています。
それに、なんだかまさくんが何か失礼なことを考えている気がします。
私は怒りを抑えながら、彼の後ろ姿を睨みつけます。
彼も感じているのでしょう、身体をびくりと震わせています。
どうやら図星のようですね。
さぁ、どう煮てやりましょうか。
「おい、お前ら」
そんなことを考えていると、会長が声を掛けてきます。
これはもしかして、「俺の女をやらしい目で見やがったな?」って言ってボコボコにするパターンではないでしょうか?
漫画やアニメ、ゲームなどある展開ですが、実際に見るのは初めてなので少しワクワクします。
まさくんには私の憂さ晴らしになって貰いましょう。
さぁ、やるのです!!
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ここまで読んでくださってありがとうございます。
もしかしたら違和感があるかもしれませんが、そこは随時訂正していくのでどうかこの作品を完結までよろしくお願いします。
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