大阪、下町! 異人狩りの夏。

作者 崔 梨遙

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★★★ Excellent!!!

最近はここまで自由な小説はまず見ない。
プロではない、だから誰の顔色を伺う必要もない。その強みを最大限に活かしていると共に、世界が失ってしまった表現の自由さについても考えさせられる。
ストーリー的な事を言えば主人公サイドが悪いし理不尽だし滅茶苦茶なんだけど、そこがまた良い!
(外国人の人にしてみたらひたすら迷惑ですが)
理屈を超えた情熱をビシバシ叩きつける、パッションに満ちた問題作。
そしてハッピーエンド!
最高に瑞々しくて疾走感がある、良い小説を読ませていただきました★

★★★ Excellent!!!

日本人は世界大戦で最も米国に怖れられた国民なのです。

現代の平和からは想像出来ないかも知れませんが、日系米国人はナチスドイツと戦った最強連隊なのです。

日本人も同じく強かったのです。
当時は萌えの文化はありませんでしたからとにかく大和男子たるもの強くあれの精神が多かったのです。

確かに体格差では勝てないかも知れません。

日本人の強さは武道のたゆまない訓練と勤勉さにあります。

非戦派の方々も強かったのです。何と言いますか鋼の意志をお持ちです。

少年達の動機はどうであれ、この小説から這い上がる日本人の気迫を感じます。