10 あれが無い

 こんにちは。


 こんなはずじゃなかった。もっと早くに書き始める事が出来る予定で動いていたのに……。そして寒い。身体が冷えている……

 何があったのか。ほんっと、ちっちゃい事ですよ?聞いたら、あー……ってなるような事ですが。


 お風呂でトリートメントが殆ど無い状態だったのです。シャンプーして次はトリートメントを付けようと思ったら、ポンプを押しても出てこない。今日は放射冷却で冷えるという予報でしたがドンピシャで現在ぐんぐん気温が下がって、めちゃくちゃ寒いです。詰め替え用のストックを取りに行くのはムリ。家族はみんな寝ている。ポンプの中のへばりついたトリートメントを水で薄めて使うしかない……

 

 もし潤沢にトリートメントがあったなら二分もかからない作業ですよ。それを蓋を外して容器を逆さにしてポンポンと手のひらに叩きつけてわずかな中身を取り出したり、薄めすぎないようにお湯を入れて振ったり……。お湯が満ちている湯船が隣にあるとはいえ、裸で濡れている状態ですから。どんどん冷えて来るし、水分を入れてしまった容器も乾燥させないといけないから、きれいに洗っておかないといけないし……。


 少ないトリートメントで十分とは言えない状態だけれど洗い流し、湯船に浸かりましたが体が冷え切っているから温まり切らない……。肩まで浸かっても温まった気にならないのです。


 誰が中身が無いのにそのままにしていたか、犯人は分かっています。弟です。

 一度なら「気が付かなかったから」を採用してあげてもいいのですが、何度も起こっているから採用しません。気付かないといけない。そして無くなったと分かった時点で補充するか、ストックをお風呂に入れておかないといけない。想像力が無さ過ぎる。


 これって、トイレットペーパーが無くなった時でも言える事なんだけれど、無くなって困るのは自分の家族なんですよ。全く知らない赤の他人が困るのとはわけが違う。「無かったら困るだろうな」と思うのは愛情なんです。それが出来ないって優しさが無いって事。それか想像力が皆無。それくらいの想像力が無いのは屍と一緒ですよ。そして、この想像力・優しさって人に言われなくても自分で身に付けないといけない範囲です。人として。

 お茶のストックが無くなっていたら沸すし、コーヒーのミルク(関西ではフレッシュ)が最後の一つだったら補充しておく。知らんぷりは性格の悪さを表しています。たとえ親兄弟だったとしても、誰かと共同生活をする時の基本だし、どこのグループに所属していたも言える事だと思う。大切なのは人が困るだろうなぁ想像する事。

 

 はぁ……今日は作業を早く切り上げて、今日こそは早く買い寝ようと思っていたのな。……今からお尻より長い髪を乾かして寝る事にします。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る