第44話 月曜日のムスカリ
別の地域に住んでいた頃、一階のリビングには出窓がついていて、
そこに小さめの黄色いスイセン達の鉢と、小さめのムスカリ達をおいていた。その時は全く気がつかなかった話。
今は、大きめのムスカリが三本咲いている。
よく、猫などが、花が咲く中で楽しそうにたわむれている姿を思い出し、ムスカリの花に鼻を近づけてみた。
そしたら、何ともいい香り!
はじめてムスカリの香りが良い事を知った。
鼻を近づけないとわからないほどの香りなので知らなかっただけなのかもしれない。
ムスカリの種類にもよるのだろうか、アロマのような、芳香剤や香水に使われるようなたぐいの香りをはなっている。
大きいムスカリは、葉が、ニラのようで、しかもフニャフニャと噴水状にクタクタしていて、マジマジと眺めたりもせず、そこにある、というように育てていたのが、香りの秘密を知ってしまったとたんに、なんだかワンランクアップ感。
ミサイルの先みたいな花先も、可愛くみえてきたから不思議。
波打つ葉っぱも、アートさっ。
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