美辞麗句アナクロの終日

美辞麗句アナクロの終日




ミセスパクスヴナウンの領界では

両表のコインのくせにまっさらでさ

雨上がり幻想世界。

ブルーサファイアに閉じこもるのは まだ早いのに

東三番街から、お送りして。

「煙が上がっている、」


B:side)e/A´ Desktop~ゴミバコまで


ぎこちない着付けをした電話のベル。

逆探知したロリータガールを色あせるデザインと呼び慣れる、

大人のたしなみに届かない栄養価が労働する愛国のうるう年になります。

心に留まった風景をEメールに添付したオムレツですが、


さまにもならないブルーのソラ

、インクを横たわった港に帰れ

、数秒後のはぐれひかり

、不可侵の領域に根付く


『甘焼かした透明度に名付けた架空の愛を焼け野原に舟を黒幕に遮る/

後先を考えずに階段を踏み外してもオカリナの小鳥は踊り場で鳴き/

無実の罪を着せて坂道がだらだらとなで回す裏表総て薄墨色の雪原』


よろめきながら進む気持ちと違う感覚乳母車とエレベータでした。

過ぎ去る時間と暗証番号の朝日がお知らせします


『安楽死の鍋に放り込まれた感じのト音記号の螺旋、骨董品の苦笑い

/三人称の涅槃、虚無の山脈を低空で遠回りした食品サンプルみたい

/息をひそめた丁寧語はお大事に偽装雇用から若返る後ほどの温度を』


握った琥珀の感覚、吐き出された証拠を残す

陶磁器に吸殻だけがのっぺらぼうに腐って

ムチャクチャなアーケードの模倣がうそのようにやむ

寝ても覚めても〈いそがしおろそかないし〉


午後11:19 · 2023年1月19日


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