第15話
昼休みになった。
「ゆう!朝の続きだ」
だよね。友達と仲良く遊ぶより、快楽を求めに来るよね。
そもそも楽しみ方をこれしか知らないからか
「いつも通り移動したいんだけど」
俺も無視が出来なくなって来てるな。
「高山くん、やめて!」
お姉ちゃん(笑)が助けに来てくれた。
「いや、冬華、悪ぃけど許せない」
お姉ちゃん(笑)は無意味のようだ。
「悪いと思ってるならやめろよ」
「はぁ、お前が悪いんだろ」
「どこが悪いの?」
「朝の態度だよ」
「同級生だろ。あと俺のこと叩いたり、悪口を言ったりした奴にいい態度とるのおかしい」
「だから、謝ったろ」
「なら、態度を考えるべきなのはどっちなの?謝罪に気持ちが入ってない証拠じゃない。」
「それは、お前がその気持ちを通じてないだけだろ」
「そうなのかもしれないな。だから言うけど、俺は許してない。あの時わかった、と言っただけで、俺は冬華も許してないからお前も許してない!!」
最後は声が大きくなってしまった。
「ゆう、」
冬華は悲しそうな顔をしている。
悲しそうな顔をしてるけど、この状況を作ったのは冬華で、望んだのも冬華だ。
「俺は弱い人間じゃない!前のように虐められても、俺は一人の楽しみ方を知っている。」
そもそも、こいつらと楽しめる気がしない。
高山が顔を赤くし、
「クラスのみんなが謝ったのを無下にしやがって」
「無下にしてる訳じゃない、ただ謝ってから、クラスの態度は変わらない。まだたったの半日の判断だが、
クラスのみんななら、それに含まれてる高山が、すでに俺に怒鳴りをあげた。じゃあ、もういいよな、俺移動するわ」
「ゆう、アイツ」
うん、やっぱり学食うめぇーー
メニューの制覇を目指したいな。
昼休みも楽しく読書で過ごした。
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