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小さな携帯用のランタンはジャックの周りをオレンジに光らせた。
夕陽にも似たその色はとても儚く、たそがれ雑貨店は洞窟のようにしんとした雰囲気に包まれている。
探検家のようにバランじいの後に続いて、
「バランじい、この紙束でいいのかい?」
「そうそれじゃ。こいつに入れてくれ。痛てっ」
たそがれ雑貨店の奥の、バランじいの
バランじいは何かに
「大丈夫?」
バランじいが投げて寄越した麻袋を受取り、ジャックは紙束を麻袋に詰めていく。
「ぐぬぬ……小指をぶつけてしまったわい……ジャック、これも頼む」
ジャックは何かの破片をキャッチした。
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