第83話 悲しみと静けさ

「ぽぽ」といっときの別れを告げてきました。

きっと今頃、先代犬たちと挨拶を交わして遊んでいると思います。


我が家は「ぽぽ」がいなくなったことで

どこか物足りない静けさが漂い、

今まで「ぽぽ」と一緒に寝ていた「めるも」は

1人になるのを嫌がるようになった


今までもそうだった

「るーくん」や「桃ちゃん」、「ととお」が亡くなって

1人になると「めるも」は元気がなくなり食欲も落ち、

私や母の足元から離れなくなる


先ほども母が風呂に行くため

母が戻ってくるまで「めるも」が1人にならないよう

一緒にいたが「ひとりにしないでよ?」と言うような顔をして

私にピッタリとくっついていた


「めるも」の悲しげな顔を見て胸が痛くなったが

母と話し、猫や自分達の体力面を考慮し


「新しく誰かを迎え入れるのはやめよう」となった

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