第82話 雪の日に

最期の最期まで気分屋に

食べたり食べなかったりをしていた「ぽぽ」は


全国で10年に1度と言われていたこの大寒波の中、

2023年1月25日午前10時ごろ


まだ外は雪景色に包まれていた時

母の腕の中で息を引き取った


何もこんな寒い日に逝かなくても良かったじゃんかよ〜

と「ぽぽ」に突っ込みたかったが


もしかしたら、『痛み』も『苦しみ』も無い体で

雪の上を歩きたかったのかもしれない


「ぽぽ」は2022年4月23日に我が家にやってきた

最初は感情の起伏が殆どなく、

何を考えているのか読めない子だった


田んぼを走る姿を見た時は

瞳を輝かせてワクワクしている顔を見た時の嬉しさは

昨日のことのように覚えている


27日、「ととお」の荼毘をしたお寺で

「ぽぽ」の荼毘をすることに決まった


「ぽぽ」と最期の別れをしてきます。

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