薬を飲みながら酸素マスクをつけて生活をしていた「ぽぽ」は

自発呼吸がうまくできている日は酸素マスクを外して

日向ぼっこをしたり台所や居間など

みんなと一緒の場所で過ごしたりもしていた

しかし、日に日に食が細くなり、

ご飯やおやつをあげても中々食べてくれなくなった

水や牛乳は飲むことが唯一に救いだった

水や牛乳を飲んだ後に鼻を舐める瞬間を狙って、

ちゅーるに薬を忍ばせてあげたり、

本当は人間の食べるものはカロリーや塩分濃度が高いが

「食べてくれるならこの際なんでもいい！」

とロールケーキやチーズスフレをあげたりした

「ぽぽ」はロールケーキやチーズスフレを持ってくると

「あ、それ好きよ」と言うような顔で見てくる

そして満足すると「もういいです。」と顔を背ける

冷蔵庫には常に「ぽぽ用のロールケーキ」が常備されていた

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