「氷灯籠」#なくさずの詩より


 今夜も凍る

 息を吐く

 室内だというのに

 小さい息が白くなる

 暖かいのはいつなるか

 朝になる

 起きなければ

 今日は快晴

 階段の灯籠たちは

 半分溶けて

 中の火は消えていた

 また今夜も足元を照らす為

 無理やり火をつけ

 おまえといっしょ 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る