第82話 女曰雞鳴(おんな いいます)

おんな いいます にわとりのこえ

おとこ いいます もうあさか

あなた みなされ あけぼしひかる

とりを いられて おいでませ


とりを いたなら おりょうりします

どうぞ おいしく めしあがれ

おこと おおごと おそばにおいて

みみも おなかも ほっこりと


ひとが くるなら おくりもの

きょうの ごえんを きねんして

このなか すえの ながきよう  

たまの かざりを おくりましょ


【もとの詩】

女曰雞鳴、士曰昧旦。

子興視夜、明星有爛。

將翱將翔、弋鳧與鴈。


弋言加之、與子宜之。

宜言飲酒、與子偕老。

琴瑟在御、莫不靜好。


知子之來之、雜佩以贈之。

知子之順之、雜佩以問之。

知子之好之、雜佩以報之。


【ひとこと】

 順と問、好と報で韻ふみたいんだろうなと思ったんだけど……いや難しかったです……。


 例えば五七五の川柳で上五と下五がともに「り」で終わるとき「韻をふむ」と言っている例を見ました。ですよね!? 踏んでますよね!?!?


 ラップの解説本読んでたら、ひらがな一字だけじゃねぇ……という調子だったので、えぇっとなったんですが、そりゃそうでした。文字数が違いすぎる。そりゃ同じ感覚で語れないですよ。よかった、なんか安心した。


 さて「お前の書いているものは五七五じゃないだろう!?」「お前のは五や七の末尾ですらないだろう?」という至極もっともなツッコミがあるかと思うので、その辺りはおいおい直しましょう。今日の私にはこれが限界でした。夢は大きく! 締切は堅実に!

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