まず作者さまに敬意を表したい。これまでサンタクロースとトナカイの労働問題については、それこそ手を替え品を替えて様々な作品で皮肉混じりに描かれてきました。それを第三次世界大戦の端緒にまで膨らませた上に、この落ちを付けたのは見事というしかありません。どこか筒井御大のような切れ味で、もう脱帽です。