・私がこの作品を読んで抱いた感想は幾つかありますが、レビューのタイトルにもあるように成長を感じました。義理の姉妹になった二人が高校生活を通じて新しい関係性を築いていきつつ、ヒロインの子が素直に自分の気持ちを話したり、自分の気持ち(恋心)を少しずつ自覚していく。その過程というか精神的な成長だったりとか、主人公との絡みが本当に尊くて、周りのキャラクター達も「ナイスアシスト！」、と思わず言いたくなる子達ばかりで読んで損はない、むしろ特だと言える作品だと思います。

それと作品とは直接的な関係はないのですが、作者様のこれまでの作品を読んでいただければこの作品をより楽しめるのではないかなと思うので、是非、そちらも読んでみていただきたいです。

長文、失礼いたしました。m(_ _)m

つい最近、ていうか、今日初めてノラニンゲン様の作品(本作)を読みました。ふっと気が付いたら40分後、過去分含めて全作品を完読していました。これほど素晴らしい物語の数々を今まで読まなかったことを激しく後悔しました。でも、ランキングで見つけるまで知らんかったもんね。カクヨムは、自分の中では上から3番目のサイトだから仕方ないもんね。
真面目な話、ノラニンゲン様の作品は、不純物が非常に少なく、かといって、過剰に情緒的になることもなく、つまらないユーモアを挟むこともなく、登場人物が身の丈以上の不自然な能力を発揮することもなく、とてもリアルで読みやすい。もちろん、冒頭からいきなり神様の類が出てきて、くだらない生まれ変わりの駆け引きをすることなど、絶対あり得ません。
当然、壮大な話になることはなく、バトルなども出てこない。そういう意味では地味かもしれませんが、全ての読み手が派手な作品だけを求めているわけでは無い。そう、地味だの派手だのは関係無い。「ラノベは面白ければいいのだ」。