【日常】1月の読書記録

 ついこの前、年始の挨拶をしたのに、もう31日。

 ラジオで知りましたが、「晦日みそか正月」といってお祝いする地域もあるとか。世の中はまだ知らないことが沢山ありますね。



 そんな1月は少し前に書いた通り「文庫ブーム」でした。最初の1冊はご紹介済みの小川糸さんの『ライオンのおやつ』。泣けました……。


 その後、小川糸さんの文章を更に読みたいと思い、比較的最近のエッセイ『針と糸』、『真夜中の栗』の2冊を手に取りました。『針と糸』は素朴で素敵な表紙に惹かれたのも選んだ理由です^^


 どちらも、コロナ禍前のドイツ・ベルリンにお住まいだった頃の生活を描いていて、日本とドイツの違いが面白かったです。

 中には、当時執筆中だった『ライオンのおやつ』に通ずるエピソードも。ちょっとウルッとしてしまいました。



 ここで一息入れ、書店で出会ったのは越智月子さんの『片をつける』。ビックリするような出会いを経て、何故か隣人の終活を手伝うことになってしまった女性の物語です。


 主人公が自分と同世代だったことと、帯の「『片づけ』小説。」の文字に吸い寄せられてしまったんですよねw

 片付けシーンも、隣人がうじうじ悩む様子が少なく、読みやすかったです。巻末には片付け豆知識もありますよ♪



 そして今月最後は瀬尾まいこさんの『傑作はまだ』でした。瀬尾まいこさんの、あの柔らかい文章が好きなのです^^


 今作は、ほぼ引きこもり生活を送る小説家の元に、生まれてから一度もあったことのない息子が突然転がり込んでくる、というお話。

 頭で考えてばかりの父親と、明るく生活力のある息子のやりとりが面白く、ラストの展開には驚かされました。



 ……と、そんなこんなで計5冊。

 この文庫ブームがいつまで続くかは分かりませんが、今読んでいる本も含め、2月も何冊か読めたら、またご紹介したいと思います^^

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