第48話
社長の娘は、わけがわからない!
全く、どうして今更嫁なんか。
そういえば…はるさん、まだ社長室なんだろうか?もう少しで付き合えそうだと思っていたんだがな。なぜか沖縄に帰るし、たまにしか来なくなった。相手してやるのに。
トイレに行く途中、足助さんがいた。
「あれ、旭川さんでしたっけ?」
「え、ええ…はい」
高身長だから、高いところからめちゃくちゃ見られている。
「言いたいことあったんでした。美月さんは服作るのうまくて、本当に助かってます。あんなすごいスタイリストさんはじめてです。部屋も綺麗にしてるし最高ですね。散らかしてない」
「…な、なんだ、それは」
俺のことおちょくってんのか?
「あ…実く」
トイレからはるさんが出てきた。
「はるちゃん行こう。仕事頑張って下さいね」
なんだあいつ。いきなりはるさんと手を繋いだ。
「あの、足助さん。権力を使うのはよくないですよ」
その足助さんの手を掴んだ。
「は?なにが」
「嫌がってますよ」
「それ、あなたですけど?気持ち悪ぃんだよ」
気迫に負けて手を離してしまった。
そしてそのまま2人は行ってしまった。な、なにあいつ。態度悪。
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