現在、はるさんの撮影をしている。これが、足助さんの考えたデザインで、美月さんの作ったもの。いつのまに計画されたんだろうか…。

「うんうん、かわいいねぇ。おーーい！」

いきなりジュンヤは叫ぶ。そんなキャラ？

「足助さんも見てよ〜」

「え？あ、はーい！」

足助さんは足が長いので、こちらに向かってくる速さが速い。

「おーはるちゃんかわいいなぁ」

カメラを一緒に覗き込んでる。

「ね？藤原くんも見てよー」

なんか、思ってたよりも人懐っこい人のようだ。イメージと違う。足助さんと入れ替わりにカメラを覗く。

「…あ、な、なるほど…」

もっとよくなりそうだけど…あ。

レフ板白河さんが持ってる。

「角度もうちょっと変えましょうか…」

「え、こんな？」

「もう少し、上から撮りますか？」

「…藤原くん！カメラお願いしていい？レフ板俺やるから」

「え、…は、はい…」

出しゃばりすぎた？いやでも、せっかくだし、しっかり撮りたい。

「藤原くんは、あれだな…もっと主張がひつよー！」

ジュンヤに撮ったものを見せたけど、そんなこと言われた。写真だめだってこと？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい