第35話

「沖縄でカメラマンをやってもらえないだろうか」


「…え」


左遷?


いや…昇格!?


「ジュンヤがカメラマンなのでは?どうして…自分が…」


もしや雑用?


「準也のカメラマンをやってほしい。モデル業をやるんでね」


「え…え?俺が…翼さんじゃないんですか?」


「彼は異動させない」


なぜだ…。


「萩原さんもいますが…」


「こちらに担当モデルがいるからね。君にやってもらいたい」


「…ありがとうございます。お受けします。…いつからになりますか?」


「来週までに、行ってほしいそうだ」


は?急だな。引越さないとだし…えー、そういうのめんどくさいから俺なのかよ。


「わかりました…」


「準也にも伝えておく」


あれよあれよと確定してしまった。あの、モデルのジュンヤの撮影?え?いきなりレベル高くない?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る