★★★ Excellent!!!
「血がつながっていない親子」だからこその「ハートフル」な家族愛の物語 まぁじんこぉる
「LEON」という「映画」が昔ありまして、それを「コメディタッチ」にした小説というのが、私の第一印象です。ただ、それだけとは言えない「リアル」がこの小説にはあるんですよね。
映画の「LEON」だと硬派一辺倒なところがあって、ちょっと「人間味」に欠ける描写が多いんですけど、この小説は「人間味」がたっぷりで、「逆」にそれが「リアル」を感じさせます。そうなんですよ、人は「ストイック」だけじゃ生きられないんですよ。
つまり、殺し屋といいますが、結構、人間としては「間」が抜けている感じなんですよね、この主人公。でも「決めるところ」は「決める?」みたいな感じで「?」がついちゃう感じの人間らしさがあるんですよ。子育てとなるとw。
総括するとですね、文章も読みやすいし、ストーリーも「血がつながっていない」からこそ生まれる「愛情」というのにあふれていてですね。本当に「ハートフル」な小説ですので、是非、手に取って読んでみてくださいね!