48. 注目の新作:10月号【プログレ編】DISTRICT 97/LALU/FISH ON FRYDAYほか

◆JORDSJØ『Salighet』

https://open.spotify.com/intl-ja/album/1eGoj4TPQWRJptiBlGOG8l?si=iYQb6yfFS0-FlnIka_wN2g


ノルウェー産プログレッシヴ・フォーク。同国のWOBBLERやTUSMØRKEの人脈に連なるレトロ勢ですが、よりシリアスな作風が売りです。ほんのりダークでジャジーな雰囲気がヴィンテージサウンドとマッチしています。




◆35 TAPES『Fabric Of Time』

https://open.spotify.com/intl-ja/album/2X3ELjArTaLGlQF29Xg41j?si=ttow_MjPSlit9xTW4Fcdjg


ノルウェー産シンフォ3rd。PINK FLOYDっぽく聴こえるのはVo.のせいで、構造的にはGENESISの影響が色濃いです。特にGt.はHackett感が凄まじく。デビュー時から一貫した、叙情性重視の落ち着いたサウンドがハートに沁み渡ります。




◆DISTRICT 97『Stay For The Ending』

https://open.spotify.com/intl-ja/album/501EHsGeokOSjHOYhp56F4?si=uo7niN7jRDeWKcoyhx3a6g


米バンド5th。ソリッドな演奏にLeslie Hunt(Vo./ソロでも活動)の凛とした歌声が華を添えます。変拍子と調性外音が交錯する知的遊戯。聴き終えた後には「いや~プログレ聴いたわ~」という不思議な充実感があります。


ちなみに、John Wettonと共演したライヴ盤も過去に出しています。


◇『One More Red Night: Live in Chicago』(2014)

https://open.spotify.com/intl-ja/album/5q3S7R6yNYX782dm1q7wO6?si=t_GyiyXDTQqS05B9bE0Hpw


KING CRIMSONの名曲詰め合わせなセットリスト。バンドをバックにシンガー専念のWettonですが、ベースプレイも聴きたかったというのは贅沢でしょうか。




◆LALU『The Fish Who Wanted To Be King』

https://open.spotify.com/intl-ja/album/7ooGLDyB5gugflw7n5vNBx?si=byL-y2f4SYuHpk691e9RzQ


Vivien Lalu(Key.)率いる仏産4th。Vo.は元THRESHOLDのDamian Wilson。初期2枚のメタル色は後退、前作から叙情性が押し出された作風にシフト。プログレハードとメロハーの間、後期RUSHの延長線上という雰囲気も。




◆FISH ON FRYDAY『8mm』

https://open.spotify.com/intl-ja/album/1Kpx4q7cnmoVQgjnbuld2b?si=gM2UJYJLQ2GAcxl_v_jVww


ベルギー産6th。PORCUPINE TREEやBLACKFIELD辺りをリリカルで明るめにしたような音楽性。垢抜けているのに気取った感じがしない、温かみのあるサウンドに癒やされます。Vo.ハーモニーが醸し出す空気感が好き。

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